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『あなたはクセで生きている』 軽部拓

 「博多ラーメン」「信州みそ」「江戸前寿司」というように、昔の地名が付いているものってけっこうありますよね。これが「福岡ラーメン」「長野みそ」「東京寿司」だったら、なんだかピンときませんよね。これって、なぜなんでしょう?

 お米といえば「コシヒカリ」、カステラなら「文明堂」、スニーカーなら「ナイキ」って、どうして思っちゃうんでしょう?

 こういう考え方の「クセ」っていうのは沢山ありますよね。実際には色々な選択肢があるにも関わらず、ある1つのものを指定してしまうのって、ある種の「クセ」らしいんです。「クセ」が付くと、考えなくても意志決定ができてしまうので、決定スピードは確実に上がります。でも、何かの拍子に別のものを手にしてみたら、そっちの方が良かったなんてことありませんか?

 この「クセ」は単なる「習慣」であったり、「思いこみ」であったりすることが多いんですよね。

 わたしの友達に、吉牛や松屋に行ったことがないという30代の女性がいます。「何で?」と聞いてみると、「だってああいう店の客って、男ばっかりじゃない。女1人じゃ入れないよ。」と言います。「最近は女子高生も結構いるし、家族連れだっているよ。1人じゃ心細いっていうなら、一緒に行こうか?」と誘っても、「OLが入るような店じゃないの」だと断られてしまいました。こういうのも「考え方のクセ」なんでしょうね。

 「女だから」とか「学生だから」とかっていう枠組みは、最近はかなり薄くなってきたけれど、ある程度以上の年齢の方から見れば、「女なのにはしたない」とか「学生の分際で贅沢だ」なんて事だらけなんでしょうね。

 まぁ、わたしだって「まったく今時の若いもんは体力がない」とか「最近の年寄りは、昔の年寄りみたいな威厳がない」なんて思ってるわけで。それは、わたし自身の考え方の「クセ」から発生している評価なんですよね。

 この「クセ」ってのが「クセモノ」な訳でして、自分では全く意識してないんですね。何で、味の素のマヨネーズより、キューピーのマヨネーズの方が好きなのかなんて、いちいち考えてるわけないですよね。ただ単に、子供の頃から親しんでいる味の方が好きっていう程度のものなんですよ。

 でもね、明治のデラックスと、ロッテのガーナしかチョコレートの味を知らなかった所に、ハーシーズを食べたら、そしてゴディバを食べたら、考え方が変わるかも、いえ、絶対に変わるんですよ。自分が知らないことが世の中には色々あるんだって、そこで初めて気が付くんですよ!子供の頃って、そういうことばっかりだったでしょ?

 知らないということを恥ずかしいと思って隠す人が多いでしょ。だからいつも同じものばっかり選んでる。それってつまらない事だと思いません?誰にとっても、知らないことの方が多いのが当たり前なんだから、「それって、何?」っていう食いつきをした方が、人生楽しいと思うの。「いつもの」っていう選択肢は確かに安全だけど、たまには「いつものじゃない」選択肢を選んでもいいんじゃない?

 いつも同じ時間の電車に乗って会社へ行って、同じメンツでいつもの店でランチを食べて、いつものように残業をして、例の居酒屋へ行っていつものように上司の悪口を言って、ああ今日も深夜のご帰宅。なんて「クセ」だけの毎日を過ごしてませんか?

 たまには、いつもと違うことをしてみませんか?たいした事じゃなくていいんです。いつもカツにはソースをかけてるんだけど、今日は大根おろしと醤油にしてみるとかね。ちょっとした違いが人生変えるかもしれないですよ。

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コメント

私、「あなたはクセで生きている」を書かせていただいた軽部と申します。
このたび「ついてる日記」に読後感を書いていただきまして、たいへんありがとうございました!
日記を拝見させていただいて、貴方の読む量とするどい読解力には感嘆いたしました!
私の本から、あれほど発想を膨らませてコメントをしていただいて光栄です。
もっと勉強しなければと刺激をいただきました。
ありがとうございました!

作者の軽部さんにコメントを頂けるなんてビックリ!そして、とても嬉しいです。どうもありがとうございます。m(_ _)m
この本で軽部さんがおっしゃっている「クセで生きている」っていう事実が、余りにも自分に当てはまったので、色々書かせて頂きました。
自分のクセを探すことが、自分探しにも繋がるのかななんて思います。
反省することばっかりだけど、こういう「気付き」ってのが大事だなって思います。

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