ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

お気に入りウィジェット

« 『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 | トップページ | クリームが再結成ですぞ!! »

『上司は思いつきでものを言う』 橋本治

 背泳の鈴木大地は、かつてソウルオリンピックですごい記録を出しました。出したのにすぐパッとしなくなりました。どうしたんだろうと思ったら、国際水泳が背泳のルールを変えちゃったんだそうです。(中略)
 どうして日本人が凄いことをすると、「そうはさせじ」とばかりに「国際」の方は、その根本ルールを変えてしまうんでしょう?まるで、思いつきでものをいう最悪の上司みたいなものです。
 基本のルールを変えられて日本がダメになってしまうのは、日本が他とは違うことをしているからです。だから「それが出来ないようにしてやろう」という発想があっちに生まれて、日本はダメになるのです。他と違うことをしていなくて、それで強かったら、ちょっとルールをいじられただけで「情けない結果」になるはずはありません。(本文より抜粋)

 上司にとって部下とは、自分より格下の世界に住む人なんだそうです。だから、そこから出てくるアイデアなんてものは「所詮大したものじゃない」という前提条件が出来上がります。それに対して一々真面目に開いてなんかしていられないから、あっさり「却下」するか、まるで関係の無いようなことを上司は言うのです。「君、ペーパーレスなんぞ当社ではできんな。それより名刺の配り方が足らんのじゃないかな?」なんてね。

 上司だろうが、国際なんとかの委員さんだろうが、自分がエライと思っている人達って、どうも「新しいこと」が嫌いなようですね。自分が考えつかなかったことに腹が立つのか?それとも、その「新しいこと」を理解できないのか?いずれにせよ抵抗しようとするわけです。そして「思いつき」で何だか分からないことを言うんですね。

 そこの所を理解しろと橋本さんは言っているんです。たとえ正論であっても、上司が理解できないことは却下され、訳の分からないことにすり替えられてしまうってね。

 そんな上司に腹を立てているうちはいいけれど、いつのまにやら自分も同じになってたりしたらイヤだなぁ。

« 『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 | トップページ | クリームが再結成ですぞ!! »

新書」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
おかげさまで、橋本さんの言いたいことの一部がようやく理解できました(笑)。
同じ本を違う目で読んだ感想というのは、本当に参考になってありがたいです。
>いつのまにやら自分も同じになってたりしたらイヤだなぁ。
こういう気持ちって大事ですよね。常に自分の「足らざる」を知る目を持ち続けるという気持ちが、自分の成長につながるんだと思います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153166/9584630

この記事へのトラックバック一覧です: 『上司は思いつきでものを言う』 橋本治:

« 『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 | トップページ | クリームが再結成ですぞ!! »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

読書メーター

  • Rokoの読書メーター
  • Roko-sanの今読んでる本 Roko-sanの最近読んだ本
無料ブログはココログ