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『恋愛小説』

恋愛小説
恋愛小説
posted with amazlet at 05.04.27
川上 弘美 篠田 節子 よしもとばなな 他
新潮社

 おもしろい作家を捜すのに、こういうタイプの短編集ってとってもいいと思うんです。
 短い文章の中にキラリと光るものがあったら、その作家のもう少し長いのも読んでみるって方法で、いろんな作家に巡り会いました。

 この短編集はサントリーと新潮社が企画したものなので、「恋愛とお酒」がテーマになった5作品が納められています。

 天頂より少し下がって(川上弘美)
 夏の吐息(小池真理子)
 夜のジンファンデル(篠田節子)
 アンバランス(乃南アサ)
 アーティーチョーク(よしもとばなな)

 「天頂より少し下がって」は、力の抜けた感じがたまらないなぁ。普通だとドロドロしがちな内容も、川上さんにかかるとなんだかサラッとした感じになるんですよね。母親と息子がそれぞれの恋人と一緒に入ったバーで鉢合わせしたシーンを、こんなに自然に描けてしまうのはスゴイなぁっておもいます。

 「夏の吐息」は、もの凄く不思議な話ですよね。突然消えてしまった男性を待っている恋人、そしてその男性の母親、考え方によっては不幸な2人なんだけど、このストーリーの中では何となく幸せそうな感じがしてしまう。結局男性の行方は分からないのだけど、このままの生活が続くんだろうなぁって、不思議な空気が流れます。

 「夜のシンファンデル」は、運命って不思議なものなんだなぁって気持ちにさせてくれます。秘密を胸の内に秘めたまま人は死んでいき、葡萄の木は大きくなっていく。人の命ってはかないよなぁって思います。

 「アンバランス」はちょっとミステリーっぽくて、でも男と女の心のすれ違いってこんなものなのかなって思わせてくれる作品です。それにしても、どうして男の人って言葉が足りないんでしょ?

 「アーティーチョーク」は、おじいさんのことを思う気持ち、恋人のことを思う気持ちが、とても素直に描かれていて、やっぱりばななさんの作品だなぁって、ホノボノした気持ちになってしまう作品です。

 わたしにとって初めての作家、乃南アサさんがとっても気になりました。今度は長編も読んでみようかな?

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日本の作家 アンソロジー」カテゴリの記事

コメント

私は、これを読んで吉本ばななさんを読みたくなりました。
それで、吉本さんの「なんくるない」という小説を読み始めたのですが、挫折してしまいました。(^_^;)
「アーティチョーク」は好きだったんですけどね。

ロニママさん☆コメント&TBありがとうございます。
わたしは、ばななさんの本はどれも語りかけらているような気持ちで読めるので、どの作品もすんなり読めちゃうんです。
「なんくるない」も、サラッと読めちゃったなぁ。

直木賞受賞作(だったかな?)「凍える牙」等の、「女刑事・音道貴子シリーズ」が私の中ではオススメです。Rokoさんの好みに合うといいなあ。
私は今は無職なんだけれど、「働く女性」がきっちり描かれていて、自分が働いている時は、何となく励まされました。

tsuna11さん☆コメントありがとうございます。
「女刑事・音道貴子シリーズ」ですね。_〆(。。)メモメモ…
こうやって本を紹介してもらえるのってうれしいなぁ。\(^o^)/

乃南アサさん、いくつか読んでいます。
長い小説でも一気に読めてしまいます。
上下2巻なんていうのも彼女のものならお薦めです。

ゆみりんこさん☆コメントありがとうございます。
上下ものでもオススメってのは凄いなぁ。
是非とも、読みます。

コメントありがとうございました。
「図書館の海」だってわかってすっきりしました。又読んでみます。
「恋愛小説」私も読んだんです。トラバさてていただきたかったのですが、トラバの仕方がよくわからないので…
Rokoさんの感性すごいなって思いました。同じ本について書いてるとは思えない。
また、来ます。

ななさん☆コメントありがとうございます。
同じ本を読んでも、ひとりひとり感じ方が違うから面白いんですよね。
それに、同じ本でももう一度読むとまた違うし。
ブログに慣れてきたらTBしてくださいね。お待ちしてます。(^^)b

初めまして~。サーチエンジン経由できましたれいと申しますm(_ _)m。
以前友達に勧められて川上弘美さん好きになりました。
こういう短編集が出ていたとは知りませんでした。
それにしても豪華なラインナップですね(^^;
確かにこんな短編集は試し読みに最適!
こんど読んでみます~。

恋愛小説ずきさん☆はじめまして
こういう本で新しい発見をする事って多いんですよ。
是非読んでくださいね。
これからも、よろしくお願いします。

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