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『対岸の彼女』 角田光代

対岸の彼女 (文春文庫 か 32-5)
角田 光代
文藝春秋

 高校生の頃は、みんな独身で漠然とした夢があって、みんなそれぞれ違う人生を歩んでいくなんてことを考えずにいたよね。それから十数年が過ぎて、30代も半ばになった頃、女性は何種類かに分かれていく。

 専業主婦になった人、子育てを優先しながら働く人、結婚しても独身の頃と変わらずに働く人、独身のまま働く人。それぞれが別のグループを作ってしまうのはどうしてなんだろう?どこかに属していないと不安なんだろうか?

 男性は既婚でも独身でも、そんなに変わらないような気がします。あいつは独身だから気楽でいいよなぁみたいなことは言うけれど、お互いに牽制し合ったり、悪口を言い合ったりはしないものね。

 女は口が悪いんです。「お母さんが働いているから子どもが可哀想」とか「働いている大変さが主婦には分からないのよ」とか「子供はまだ作らないの」とか、男だったらそんなこと言われないのにね。女の敵は女だよなぁって思うことがけっこうあるのよね。

 このあいだ、小さな子どものいる友達に話を聞いてビックリしたことがあるんです。同じマンションの中の友達の家へ遊びに行くのに、電話でお母さんに確認を取ってからじゃないと遊びに行けないって決まりがあるんですって!

 おまけに、学校の友達と習い事の友達がバッティングしないように予定をたてていて、どうして区別するんだろう?同じような年頃の子どもなんだから一緒でいいじゃないって思うんだけどなぁ。

 わたしが子どもの頃からは、想像も付かないような世界になっちゃっているんだなぁって思うんです。あの頃、誰の家に突然行っても全然問題なかったもんなぁ。

 この本を読み終わってまず思ったのは、一生懸命ガマンして、結局自分の首を閉めちゃう生活って悲しいよなぁってこと。どうして無理して他人に合わせたりするんだろう?そんな無理して、グチを言うだけの生活なんてイヤだよねぇ。 

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日本の作家 か行」カテゴリの記事

コメント

「女の敵は女」に、確かにある種の女性に対する拒否反応は、簡単には無くならないなあ、と悲しく思いました。実際働いてみたら、男性にもより陰湿に「女の腐ったみたい(表現としてはどうかと思いますが)」なのがいることもわかりましたけれど。Rokoさんが仰る通り、「無理して愚痴言う生活」は嫌ですねえ。

ところで、この本、小説としての面白さは如何でしたか?角田光代さん、初めて「菊葉荘の幽霊たち」という本を読んだのですが、これはちょっと私の苦手なタイプでありました。本の選択を誤っただけなのかしら。


tsuna11さん☆コメントありがとうございます。



直木賞も受賞したし、みなさんの評を見てもいい感想ばかりなのだけど、わたしにとってはもう一つって感じでした。

何故なんだろう?主婦モードのグチグチや、女子校のイジメが嫌いだからなのかな?



All Small Things とか、銀の鍵、西荻窪キネマ銀光座は好きなんだけどなぁ。

主婦モードのグチグチや、女子校のイジメとか、ま、女性のいやらしい部分はいろいろありますが(ま、それも心理的なストレスの発散やお互い同士の凝集性を図る自然な手段でもあるのですが。一方でそれがストレスヲ作り出すという...)、でもこの本で私が注目したのは、女性同士の友情の部分です。この本、結構好きです。小夜子の周りへの馴染めなさや公園デビューは、主婦の現実なんだろうけど、私は、ナナコや葵、小夜子と葵の関係に気持ちが向きましたw

BIONさん☆いらっしゃいませ。



長い間友情をキープできる女友達って、なかなかいないからこそ大事なんですよね。

そんな友達がいるわたしって幸せだなぁって思います。

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