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『だいこん』 山本一力

だいこん (光文社文庫)
山本 一力
光文社

 つばきさんは三人姉妹の長女です。大工のおとっつぁんと、働き者のおっかさんを助けて、子供の頃から働き続けてきました。みんなの力を借りて、ついに一膳飯屋「だいこん」を開いたのです。

 つばきさんが始めたこの仕事は、単に飲食店を開いたということではなくて、当時の江戸にはなかったベンチャービジネスだったのです。おいしいごはんをより安く提供するために、いろんなアイデアを駆使するんです。

 仕入れの方法を考え、他の店にはないシステムを考え、毎日がんばります。そして何よりエライのは、自分一人で悩まずにいろんな人の知恵を借りるんです。つばきさんは若いから、ついつい突っ走ってしまうこともあります。そんな時にも人生の先輩からいろいろな知恵を授かります。

 一力さんの小説の基本にあるのは「家族」と「人情」ですよね。昔はこれが当たり前だったのに、どうしてこんな大事なことをみんな忘れてしまっているんでしょう?貧乏なときにも、洪水で避難したときにも、家族が一緒だからつばきさん達は元気に生きて来られてたんですよね。

 どんな仕事も熱意を持って、新しいアイデアをどんどん出すことが大事なんだなって、まるでビジネス書のようにこの本を読んでしまいました。人情とビジネスは両立するって、つばきさんに教えてもらいました。

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日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事

コメント

Rokoさん、こんばんは♪
一力さん、いいよね。
学び取るべき点が多い作品だったと思います。
つばきの恋模様をもうちょっと読みたかったけど、続編にて実現してくれるかな?
でも一力さん連載多いからな(笑)

トラキチさん☆さっそくのコメントありがとうございます。
そうですよねぇ。仕事一筋でつばきさんの人生が終わっちゃったらつまんないですよ。
いい人を見つけて、自分の娘も立派に育て上げるつばきさんを見たいもんです。

はじめまして、こんにちわ。
TBありがとうございました。
なるほど、山本先生は「家族と人情」がテーマの方なんですね~。
だいこんの続編も気になりますが、今度機会があったら「あかね空」や「大川わたり」も探してみようと思います。ありがとうございました。

北風さん☆コメント&TBありがとうございます。
「あかね空」は一力さんの原点だって思ってます。
読んだら、感想を聞かせてくださいね。

トラキチさん☆情報ありがとうございます。
つばきちゃんの続編が始まるって嬉しいなぁ。
とはいっても1冊にまとまるのは早くても来年?ですよね。
首を長ーくして待ってます。

コメント&TBありがとうございました。
>そして何よりエライのは、自分一人で悩まずにいろんな人の知恵を借りるんです。
そうそう。そして、この人達をとっても大事にするんですよね。エライなあ。
でも私は、ラストシーンのあっけなさがちょっと物足りなかったです。
続きではつばきの恋が成就したらいいですね。

ひろ009さん☆いらっしゃいませ。
つばきちゃんの恋が今度こそうまくいくといいんだけどなぁ、なんて期待してるんですけど、どうなんでしょうか?

おっしゃるように
つばきさんは若いし、上手くいっているときには突っ走りがちだと思うのに
人の知恵を借りることを厭わないのがすばらしいと思いました。
先達の知恵って宝ですね。
ビジネス書のように読める時代物ってミスマッチなようだけれど
なるほど!と思いました。

ふらっとさん☆こんばんは
人の知恵を借りることが上手くできないばかりに苦労している人って多いんです。
つばきさんのように素直な気持ちを持つことこそが大事ですよね。

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