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『野ブタ。をプロデュース』 白岩玄

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄
河出書房新社

 転校生のどうしようもないデブで、みんなから「キモーイ」と言われてしまう「野ブタ」クンを人気者にしようと、修二君はプロデューサー役をかってでます。

 「野ブタ」クン売り込み作戦は見事に成功し、友達も増え、すべてがうまくいったのかと思っていたら、修二クン自身に大きな問題が発生してしまうのです。

 このストーリーって、今どきの高校生の話かと思わせておいて、実は社会の縮図を描いているんですね。自分という着ぐるみを着て、外面はいい人で過ごしているけど、内面はものすごく計算ずくで、できるだけ面倒なことはしたくないと思っているみたいな。

 いつも友達に囲まれていないと不安で、小心者なくせに、見栄張りで、つまらないことにこだわってしまう。1人だとなんにもできないから、できるだけ友達と一緒にいるくせに、心の中では「あいつはウザイ」なんて思ってるって、なんだか矛盾だらけだよなぁ。

 嫌なヤツって思いながらも、上司におべっか使っている社会人も、カツアゲしてくる奴らにヘコヘコしちゃうのも、根っこのところは同じなんだろうなぁ。

 オチャラケているようで、人間の心の闇を鋭く付いてるなぁって感心しちゃいました。次回作はどんな感じで来るんでしょうか?かなり楽しみです。

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日本の作家 さ行」カテゴリの記事

コメント

ざれこさん☆トラキチさん☆TBありがとうございます
この人ホントに新人?ってくらいうまいですよね。
次作が楽しみです!

ほんと、次回作も楽しみですねー♪
私の感想、ぐだぐだ長くて、更に後半違うことを語ってしまっているのですが、TBさせて頂きました。
Rokoさんのすっきりした文章が、いつもうらやましいです。
それでは、よろしくお願いします。

つなさん☆コメント&TBありがとうございます。
いろんな事を書き連ねられるところがブログの面白さですもの、じゃんじゃん感想や意見を書きましょうね。
昨年話題になった新人女性陣に?だったわたしにとって、白岩さんの作品はとっても興味が持てました。
人の目を気にして生きている高校生かぁ、これぞ今時の若者像なんだよなって思えるんです。

TB有難うございまっす。
高校生だけじゃなくて、社会人も着ぐるみ着てるっていうの、そのとおりだろうと思います。
第一作とは思えないような小説でしたよねぇ。
私からもTBさせてください。

ahahaさん☆コメント&TBありがとうございます。
「着ぐるみ」ってウマイ表現ですよね。お面ってレベルじゃなく、全身なりきりってところなんでしょうね。

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