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『天切り松闇がたり (第4巻) 昭和侠盗伝』 浅田次郎

 「石川や、浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」

 このシリーズもついに第4巻、天切り松のとっつぁんの名調子はいつも通りでございます。

 松蔵さんの仕事はお屋敷の屋根瓦を外して、そこから忍び込む夜盗。人呼んで「天切り松」。この名の由来は第一話「昭和侠盗伝」で初めて明らかになるんですけど、名付け親はかなり偉い方で、それだけでも自慢できちゃうなぁってところです。

 第二話「日輪の刺客」と第三話「惜別の譜」は 2.26事件がらみのお話で、第四話には愛親覚羅薄傑さんと、その妻となった浩さんが登場、今回はかなり豪華なキャストが登場してきます。

 とはいっても、このシリーズの基本にあるのは「人情」です。目細の安吉親分一家の面々は、世のため人のためにとんでもない盗みをしたり、奇想天外な騙しを展開していきます。

 「その昔ァ、『徴兵懲役一字のちがい』と言ってな。考えようによっちゃあ、命のかからねぇ懲役の方がましだってんで、てっとり早く徴兵のがれに盗みをする野郎もいたもんだ。」(本文より抜粋)

 赤紙一枚で戦争に取られてしまうなんてばかばかしいじゃねぇか!と天切り松は叫びます。昔も今も、お上のやることは理不尽なことばかり、盗人よりもたちの悪いヤツのくせに、いばってばっかりいるんだから始末におけねぇってところでしょうか。

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コメント

今回、浩と向き合う天切り松に次郎さんの容姿を重ねてしまいました。細目の安吉親分に「やれ行儀が悪いの提灯のひょっとこのと.....」啖呵を切らせてしまう次郎さん、いいですよねー♪

bamseさん☆コメント&TBありがとう!
いつものこととはいえ、「目細の安吉」一家はいい仕事してます。
そして彼らの言い分の格好いいこと!
曲がったこと、せこいこと、権威を傘にいばることなんてのが、でぇっきらいなんでぇ!と大きな声で言える彼らに、思わず声援を送ってしまうんです。

Rokoさん、こんにちは!
毎度おさわがせ(?)してます、魔女さんです。
魔女さんも、みーっつけたっ!
つながる記事を、みーっつけた!というわけで、微笑返し・TBがえし(??)です。
このシリーズが、こんな大河ドラマになるとは思ってもみませんでした。松蔵くん、こんなに成長してしまって、年をとってゆく人もいて・・・。ますます目がはなせない・・・!!

本棚の魔女さん☆またまた、コメント&トラバありがとうございます。
松蔵さんの闇語りを一度聞いてみたいと思ってます。
屋根から入った後に、そこで寝ている人と息を合わせると、決して起きてくることはないんだというセリフがありますけど、これって本当のことなんですって!

Rokoさんこんばんは♪
コメントありがとうございました。TBがうまく飛んでいなかったので記事に直リンク貼りました♪
この本って単行本シリーズと文庫本シリーズの表紙の画が全く異なりますよね。個人的には文庫の方が好きです・・・。
この間下町のうなぎ屋さんに行ったら、主人がこてこての江戸弁だったのでちょっと感動してしまいました★

やぎっちょさん☆直リンクありがとうございます
江戸弁をしゃべれる人はホントに減っちゃいましたね、残念なことです。(>_<)
小説の形でそれを残そうとしている浅田さん、ガンバレー!
いさぎよさ、本当の正義感、プロ根性、そういうものが溢れているこのシリーズが大好きです!

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