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『蒲公英草紙 常野物語』 恩田陸

蒲公英草紙 ― 常野物語

 まずはタイトルに一言。タンポポって、漢字で書くと「蒲公英」だったなんて、この本を読むまで知りませんでした。m(__)m 英語だと「dandelion」ってのは知ってるのにねぇ。

 常野の人達に、また会うことができました。今度は大正の頃でしょうか?
 福島のとある平和な村のお屋敷に住む、病弱でほとんど外に出たことがない美少女と、彼女の話し相手になって欲しいと頼まれてやって来た同じ年頃の少女が、主人公です。

 田植えだ、稲刈りだと、忙しいときにはみんなで力を合わせて働き、季節ごとのしきたりを守り、自然と共に生きていた時代って、現代よりもずっと人間らしい生活をしていたような気がする。そりゃ現代はとても便利だけど、その便利さに流されてしまっているって怖いなぁとも思う。

 誰かのことや、何かについて「記憶する」時に、それがとても大事なものの場合は「胸にしまう」という事がありますよね。こういう時にしまうものは、ある一瞬の出来事であることが殆どなのだけど、常野の人達は、誰かのことを丸ごと「しまう」という行為をします。

 自分のことを「しまって」もらうとしたら、誰にして欲しいだろう?自分が誰かのことを「しまえる」としたら、誰のことをしまいたいだろう?そんなことを考えさせてくれる物語でした。

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粋な提案

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

ゆうさん☆ナナさん☆EKKOさん☆トラバありがとうございます。
この作品はゼナ・ヘンダースンの「ピープルシリーズ」へのオマージュなんですってね。
ピープルシリーズも読みたくなっちゃった!

これからも常野物語、読んでいきたいですね♪(o^^o)

ゆこりんさん☆コメント&TBありがとうございます。
常野の人達ってきっと沢山いるのだろうから、いろんな話を読みたいですよね。

ゆうきさん☆トラバありがとうございました。
常野の人たちの存在をしっかりと認めているこの村のような暮らしって、素晴らしいなぁって思います。
よく分からない不思議な力ってものを、わたしも信じたいと思っています。

Rokoさん、こんばんわ。
私も「蒲公英」読めませんでしたよ・・。
蒲焼のかば???かばこうえいって何?と・・(恥)。

juneさん☆コメント&トラバありがとうございます。
「蒲公英」というのは漢名なんですね、根は漢方薬でも使われているとか。
タンポポのように軽やかに、そして力強く生きていきたいなぁなんて思う今日この頃です。

こんばんは。
便利さと引き換えにしたもの、
考えてみると、いろいろありそうです。
http://1iki.blog19.fc2.com/blog-entry-738.html

藍色さん☆こんばんは
便利なだけがすべてじゃないのに、どうしてそっちにばかり目を向けてしまうんでしょうね。
不景気な今だからこそ、考え直してみたいことがたくさんあります。

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