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『辰巳八景』 山本一力

辰巳八景
辰巳八景
posted with amazlet on 05.08.12
山本 一力
新潮社

 この本も、モチロン深川の人情話が満載です。今回の登場人物は、ろうそく屋さん、お煎餅やさん、鳶のかしら、材木屋さん、お医者さん、芸者さん、飛脚さん、履物屋さん、それぞれ仕事に命を懸けている人ばかりです。

 一力さんが描く小説の中で、子供の躾に関する話が良く出てきます。何歳になったら親の仕事を手伝うようになるとか、女の子だったら母親の仕事を手伝うとか、作法見習いで大きなお店や、武家に住み込むとかってことが昔は普通だったんですよね。

 年期が必要な職人仕事や芸事だと、子供のうちから修行するということが必要だし、家事を切り盛りするとか、行儀作法を身につけるということは絶対に大事なことです。でも、日本人はそういうことを忘れてしまったような気がします。

 江戸城から辰巳の方向(東南)に深川があるので、洲崎の芸者さんは辰巳芸者と呼ばれていたそうです。気っぷのよさがウリで、羽織を着ているところが特徴だったんですって。今の洲崎からは想像できない華やかな町並みだったんでしょうね。

 一力さんの小説を読んでいると、江戸時代の香りがしてくるような気持ちになります。貧乏でも人情に溢れる長屋住まいの人達、今でも下町にはそういう気持ちが残っています。そして大店の旦那であっても謙虚さを忘れないし。本当の江戸の粋ってそういうところなんですよね。

 「衣食足りて礼節を知る」というけど、今の日本では礼節って忘れられてしまってますよね。責任ある地位に就いても、それなりな考え方を出来ない人なんて、世の中にはいっぱいいます。江戸の人達に見せたら、「情けねぇなぁ!」って言われちゃいそうだな。

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日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事

コメント

あ〜そうだったな、とつくづく思いました。おせっかいとかうるさいとか思いながら近所のおじさんおばさんが実は見守っていてくれたのだな、ってね。



大店のだんなが謙虚さをわすれない、っていうことも大切ですよね。ほんとにどうなっちゃったんでしょう?(ρ_≦)ぐすん



礼節よ何処へ!

ゆみりんこさん☆礼節って大事ですよね。



子供がどうの、ニートがどうのって言う前に、大人がちゃんとしなくっちゃねって思います。

こんにちは♪

山本さんの本は人情味があふれていて、心が温まりますよね。

好きな作家さんの一人です(o^^o)

ゆこりんさん☆コメント&TBありがとうございます。



人情って大事だよなぁって、改めて考えちゃいました。

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