ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

お気に入りウィジェット

« 『破壊から始めよう』 中谷彰宏、橋本真也 | トップページ | ウクレレ・フォース1万枚突破! »

『西の魔女が死んだ』 梨木香歩

西の魔女が死んだ
西の魔女が死んだ
posted with amazlet at 05.09.03
梨木 香歩
新潮社

 中学生になったんだけど、学校になじめなくて登校拒否になってしまった「まいちゃん」は、暫くおばあちゃんの家へ行くことになりました。おばあちゃんは山の中の一軒家に一人で住んでいるのです。

 まいちゃんは、普通の女の子のように誰かとつるんで行動することがニガテで、それでクラスの中で浮いてしまったんです。わたしもそういうのが不得意だったので、そういう気持ちって何となく分かるなぁ。

 そして、おばあちゃんの家へ行くことになった時に、もっと大きな問題に気づいてしまうんです。そんな自分のことを優しく見守ってくれていると思っていたのに、どこか冷たさのある母親の存在に。母親とおばあちゃんの関係も、だんだんと分かってきます。

 このおばあちゃんの暮らしは、まるで ターシャ・テューダー のよう(わたしターシャの大ファン!)です。できる限り自給自足で、大きな庭には花や木がたくさんあって、マフィンやクッキーを焼き、庭のハーブでハーブティーを煎れ、夜になれば縫い物をして、とてもナチュラルな暮らしをしています。

 おばあちゃんとの暮らしで、まいちゃんはいろんな事を学びます。洗濯の仕方、ジャムの作り方、木や花の名前。そして一番大切なことを教わります。「自分のことは自分で決める」ということを。

 この本はまいちゃんくらいの人に向けて書かれた本だけど、大人にもぜひ読んでもらいたいと思います。大人のつまらない一言で、子供がどれだけ傷付いてしまうのか、たった一言の誉め言葉でどれだけ救われるのか、そんなことを深く考えさせられる本でした。

 この本にも沢山の植物が登場します。 ほのぼの文庫 さんが作ってらっしゃる写真集を見ながら、植物の名前を再確認すると、もっともっとこの本を楽しむことができますよ。

トラックバック先
キング堂ブログ支店
日常&読んだ本log
たりぃの好きなもの
雑板屋
ほのぼの文庫
蓮に鷺
月乃春水 ツキノ・ハルミ
苗坊の読書日記
活字中毒
駒吉の日記
イイオンナの為の「本ジャンキー道」
ゆうきの読書日記&矯正日記
読書日和
みかんのReading Diary♪

« 『破壊から始めよう』 中谷彰宏、橋本真也 | トップページ | ウクレレ・フォース1万枚突破! »

日本の作家 な行」カテゴリの記事

コメント

TBさせてもらいました。
そう言われれば、本当にこのおばあちゃんターシャ・テューダーみたいですね。昨日も本屋で彼女の庭の写真集を、欲しいなー、でも高いなーと思いながら見ていました(笑)

kingdowさん☆コメント&TBありがとうございます。
あのおばあちゃん、すてきですよね。
ラベンダーの茂みの上にシーツを広げて乾かすと、香が付いてよく寝られるなんて、梨木さんのイギリス体験から出たものなんでしょうか?
そういえば、ターシャ・テューダーってヴァーモント州にお住まいですよね。
ニューイングランドの景色をまた見たくなっちゃいました。
わたし、ターシャの写真集を1冊だけ持ってます。時々眺めては「ほー」なんて言ってるんですけど、これからは「I know」って言っちゃうかも。

Rokoさん、こんにちは。
ターシャ・テューダーとは、言われてみれば、確かに!ですね。
小奇麗な「ガーデニング」ではなく、ぶわっと咲いている庭が、いいなーと思います。でも写真集は高いから、私は持ってません。笑
最初の方にごちゃごちゃ関係ないこと書いているんですが、トラバさせて頂きました♪
記事中リンクの、ほのぼの文庫さんの、写真集も楽しませて頂きました~。

つなさん☆コメント&TBありがとうございます。
おばあちゃんの家のような緑に囲まれてる生活に憧れてます。
シーツを広げられるほどのラベンダーの茂みっていいですよねぇ!

Rokoさん!
トラバ&コメントありがとうございましたm(__)m
お返しさせていただきました!
ほんとに素敵な、とても心温まる優しい本でしたね。
目の前に自然がいっぱいあって、そしてその緑の木々も匂いまでもがふんわり伝わってきそうな・・そんな感覚。
まさに叙情的で体感型の小説でもありますよね。
みなさまにオススメしたいです~☆

ゆきちさん☆コメント&TBありがとうございます。

わたしも中学生の頃に、こういう本を読んでいたらなぁなんて思います。

でも、大人にも薦めちゃいます。

Rokoさん、トラックバックと「ほのぼの文庫」のご紹介ありがとうございました。レスが遅れてごめんなさい。
 ターシャー・チューダー、私も大好きです。西の魔女のおばあちゃん、そんなイメージありますね。
 大人になって読みましたが、自分が忘れてしまった大切なものを教えてくれる物語だと感じます。

まざあぐうすさん☆コメント&TBありがとうございます。
ほのぼの文庫の写真集、ほんとに素敵ですよね。
名前だけは知っていても、どんな姿をしているのか知らない植物ってたくさんあるんですよね。
こうやって、楽しみながら覚えていけるのっていいですよねぇ。
また、遊びに行きますね。

ツキノ・ハルミさん☆トラバありがとうございます。
本って装幀でもかなりイメージが変わってしまうのですよね。
長新太さんが装幀された本が絶版なんてもったいない!
これから古本屋さんへ行くときは、気にしてさがしてみようかと思います。

確かにマイのおばあちゃんってターシャ・テューダみたいな雰囲気の人ですよねぇ。
彼女も魔女みたいなところがあるし。(*^_^*)
彼女が書いた絵本もいいですよね~。
あったかい雰囲気がして。

みわさん☆コメント&トラバありがとうございます。
あんなカッコイイおばあちゃんがいるマイちゃんって幸せですよね。
自分で自分に責任を持つってことがいかに大切かを教えてくれる、ステキなストーリーでした。

こんにちは、TBさせて下さい。
やっと読んだ本作、駒吉の「思い出し泣きできる本パート2」になりました。
今も一瞬「うっ」ってきてしまいました・・・

駒吉さん☆はじめまして
ホント、すてきなおばあちゃんでしたよね。
マイちゃんがうらやましいですぅ。
これからも、よろしくね。m(__)m

はじめまして。m(__)m
苗坊さんの所から飛んで来ました。
梨木さんの本ははじめて読みましたが素敵なおばあちゃんで
いい読後感でした。
これからも、時々遊びに来ますね。

ゆうきさん☆コメント&トラバありがとうございます。
こんなおばあちゃんがいたら、本当にいいですよね。
梨木さんの作品はどれもステキなので、是非読んで感想を教えてくださいね。
これからも、よろしく。m(__)m

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153166/9584890

この記事へのトラックバック一覧です: 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩:

» 西の魔女が死んだ  梨木香歩 [キング堂 ブログ支店]
ポピー・Zの後の梨木香歩、なんというさわやかさ!すっかり心が洗われる思い。 「おばあちゃんの知恵」という言葉は、一般的には昔から伝わる日々の生活に役立つちょっとしたコツという意味で使われる。しかし本書に登場するおばあちゃんの知恵は、単に日常的なものにとどま [続きを読む]

» 児童書あれこれ/「西の魔女が死んだ」 [日常&読んだ本log]
昨日の「魔法使いハウルと火の悪魔」 の記事をご覧になった方がもしおられましたら、是非とらさんの「手当たり次第の本棚」 のこちらの記事 に飛んでみて下さい。私が勝手に「お約束」として片付けていた所には、きっちりと下敷きがあったそうです。「ハウル」は「ヨー [続きを読む]

» 「西の魔女が死んだ」(梨木香歩著) [たりぃの好きなもの]
 最近書店で、その書店のおすすめ本に小学校高学年から中学生を対象に書かれたような本をちょくちょく見かける。  そんな中の一冊に「西の魔女が死んだ」 梨木 香歩著 がある。 [続きを読む]

» 「西の魔女が死んだ」梨木果歩 [雑板屋]
< ぐっっっ、ときた最後の最後 > わたしの名前はまい。中学生になってまだ間もない。 西の魔女というのはママのママ、母方のおばあちゃんのことだ。 その西の魔女が死んだ。。。 まいが中学生になって間もない頃、どうしても学校へ行きたくなくなり登校拒否 [続きを読む]

» 梨木香歩著『西の魔女が死んだ』の植物アルバム [ほのぼの文庫]
梨木香歩さんの『家守綺譚』の植物アルバムに続いて、『西の魔女が死んだ』に出て来 [続きを読む]

» 『西の魔女が死んだ』梨木香歩 [蓮に鷺]
中学に行かなくなった少女・まい。彼女は、ひと月あまりを西の魔女のもとで過した。西の魔女、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは「何でも自分で決める」ということだった…。 いたって普通の、子供に読ませ... [続きを読む]

» 『西の魔女が死んだ』 長新太氏装幀の楡出版発行版を探しています [月乃春水 ツキノ・ハルミ 本のこと あれこれ]
 梨木香歩さんの作品を読んでみよう、まずはデビュー作の『西の魔女が死んだ』にしてみよう、と図書館で予約しました。 これは名作… 感動…    はじまりは「西の魔女が死んだ。」 出だしの文章とタイトルが同じ。『吾輩は猫である』と一緒ですね。  「魔女」とい [続きを読む]

» 西の魔女が死んだ 梨木香歩 [苗坊の読書日記]
西の魔女が死んだ まいは母方の祖母が危篤と聞き、母とともに祖母の家へ向かう。 車の中で、祖母と一緒に過ごした2年前のことを思い出していた。 まいは、どうしても学校へ足が向かなくなってしまい、登校拒否となった。 そこで、祖母の家へ療養も兼ねて住むことになっ [続きを読む]

» 西の魔女が死んだ / 梨木香歩 [活字中毒]
少女まいが西の魔女と1ヶ月ほど過ごした日々を綴っています。ゆったりと時間が流れている2人の暮らしぶりはうらやましくなるほどです。梨木さんの描く生活というのは、なぜどの本でも時間がゆったり流れているように感じるのでしょうか。とっても不思議です。 中学生にな [続きを読む]

» 読書:西の魔女が死んだ  梨木 香歩 (著) [駒吉の日記]
先日本屋さんに行ったら、新潮文庫の「今、読みたい新潮文庫2005年度」のトップ10に入ってました。 「おばあちゃん、大好き」 「アイ・ノウ」 おばあちゃんは幼稚園にあがるまえに他界してて、よくあぜ道を手をつないで散歩してた、ってことを聞いたくらいでほとんど [続きを読む]

» 梨木 香歩「西の魔女が死んだ」 [イイオンナの為の「本ジャンキー」道]
今のように本を読み出すようになる、ずーっと前。 小学校の頃はいわゆる「児童書」というものをたくさん読んでいました。 大好きな先生の影響です。その先生は面白い本をたくさん教えてくれました。 あれからもう20年近くが経ちます。 最近はずっかりご無沙汰だった児 [続きを読む]

» 西の魔女が死んだ(梨木香歩) 小学館(1996年) [ゆうきの読書日記&矯正日記]
西の魔女が死んだ子供の中学受験の国語の問題に一部が出題されていた。どんな本なのか、全部を読んでみたくなって、図書館で借りてきた。まいという中学生の女の子が、入学直後にクラスの中で孤立して学校に行けなくなった。そして、まいと母親が「西の魔女」と呼ぶおばあち. [続きを読む]

« 『破壊から始めよう』 中谷彰宏、橋本真也 | トップページ | ウクレレ・フォース1万枚突破! »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

読書メーター

  • Rokoの読書メーター
  • Roko-sanの今読んでる本 Roko-sanの最近読んだ本
無料ブログはココログ