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『音楽ライターが、書けなかった話』 神舘和典

 ロック・ミュージシャンと比べると、ジャズ・ミュージシャンの人たちは比較的インタビューに気軽に答えてくれるんですって。おまけに、どこでインタビューをしようかって聞くと、「うちへおいでよ!」って人が多いっていうんだから、気さくな人が多いってことなのかなぁ。

 人は見かけによらないって良くいうけど、ミュージシャンにもいろんな人がいるんですねぇ。ロン・カーターは超真面目で時間厳守!その真面目さを買われてか(?)、マイルス・デイヴィスのグループにいた頃は、グループの財布を任されていたんですって。

 同じグループにいても、ハービー・ハンコックは正反対で、時間なんか守ったことがないんですって!でも、そんなことは気にさせない圧倒的な雰囲気を持っているらしいんです。へぇ、几帳面な人かと思ってたらそうでもないんだ!

 インタビューのときにメイクさんを用意する女性ミュージシャンっていうなら、そんなにびっくりはしませんけど、ジョージ・ベンソンは自前で雇ってるんですって。どうせ写されるならかっこいい方がいいってのが持論なんだそうで。

 有名なミュージシャンにインタビューする時って、みんな同じ様な事を質問しちゃうらしいんですよ。それでもいやな顔をせずに、何度でも同じ返事をするのが一流のミュージシャンってものらしいんです。でも、どうせだったら面白い質問をしなくっちゃと神舘さんは心がけてるんですって。

 たとえば、ハービー・ハンコックに、彼が長く音楽を続ける最大の理由を聞いてみたんですって。すると彼は「オー、それはすばらしい質問だ!」と叫び、丁寧に説明してくれたんですって。

 どんなにおいしいご馳走よりも、ハワイの輝くビーチよりも、美しい女性とのベッドよりも、僕にとって、音楽は、すべてに優る快楽なんだよ。(本文より抜粋)

 よっぽど、この質問が嬉しかったんでしょうねぇ。

 ホール&オーツには、彼らが影響を受けたミュージシャンについて質問しています。「影響を受けたミュージシャンが多すぎて」という2人に、こうお願いをしています。「今の若い日本のリスナーがあなた方の新作を楽しむための『予習』として、どんな音楽を聴けば良いのか教えて欲しい。」

 こういう質問には、もちろん気持ちよく答えてくれます。アイク&ティナ・ターナー、スピナーズ、テンプテイションズ、オージェイズ、マービン・ゲイ・・・。「フィラデルフィアでは、ビートルズやストーンズじゃなく、ドゥーワップやR&Bを聞いて育ったんだ。」

 こういう本が音楽関係の本として出されるのではなく、新書として出版されるって良いことだなぁって思います。新書だったら買いやすいし、店頭に並ぶ率も高いですもの。

 ロック好き、ジャズ好きの皆さん、ぜひ一度この本を手にとって見てください。そして自分が好きなミュージシャンのところをちょっと読んでみてくださいな。きっと、面白い発見がありますよ!

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コメント

TBありがとうございました。
著者のミュージシャンに対する愛情が感じられる本だと思いました。
本文に出てきたEW&Fが1月に来日するのが楽しみです。

bibliophageさん☆コメント&トラバありがとうございます。
EW&Fの話も面白かったですよね。一時はドラマーが5人もいたなんて、それだけでもスゴイ!

こりゃ読まなきゃ!っていう気持になりました。よくインタビュー記事をみると「きっと何回もこの質問されているんだろうなぁ・・」と思われるような内容の質問が多いです。
私のお気に入り某アーティストなども今年はわかりませんが、新曲リリースとかアルバムリリース時になんと60もの取材を受けるのだそうです。
ほんとにたいへんですね。
でもその取材された記事を掲載した雑誌を全部買ってたりする自分がいたりして・・^^;爆)

ゆみりんこさん☆ぜひ読んでくださいね。
ここには書けなかったけど、あっと驚くようなことも見つかりますよ!

先ほどはどうもです。懐かしいミュージシャンの名前が並んでますね。
読んでみたくなりますし、聞いてみたくなりますね。

鉄人ママさん☆コメントありがとうございます。
音楽好きなら、ぜひ読んでくださいね。

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» 『音楽ライターが書けなかった話』 ミュージシャンたちのちょっといい話 [粗製♪濫読]
著者:神舘和典  書名:音楽ライターが書けなかった話 発行:新潮(新書) 音楽好き度:★★★★★ 20年以上音楽ライターとして生きてきた神舘氏が書く大物ミュージシャンたちの素顔。 私はなぜ音楽ライターをやっているのか――。……心が震える瞬間というのは、 [続きを読む]

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