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『死神の精度』 伊坂幸太郎

死神の精度
死神の精度
posted with amazlet on 05.12.23
伊坂 幸太郎
文藝春秋

 この本を手に取ると割と薄いんです。でもページ数は275ページ、本文の紙も、表紙の紙も通常よりかなり薄くて、この本ってシャープな感じの作りで、そのあたりも内容とうまくシンクロしているような気がします。

 主人公は千葉さんという名前の死神、もちろん本当の名前じゃないけど、死神の名前にはみんな地名が付いているんだそうだ。そういえばこの本の中に出てきた同業者は秋田さんだったなぁ。

 死神といっても直接手を下すワケじゃありません。8日間密着調査して、この人間は死に値するかどうかを判断するというのが彼らのお仕事。ほとんどの場合は「可」なのだが、たまには「否」の場合もあるらしいんです。

 この死神さんたちは、人間って何て愚かなんだろう?って思いながらお仕事を遂行してるんだけど、ただ一つ人間が作ったもので気に入っているものがあります。それはミュージック!!
 ストーンズでも、バッハでも、とにかくミュージックが大好き!だから彼らはヒマさえあればCDショップの試聴コーナーにたたずんでいます。

 この本は「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪と死神」「恋愛で死神」「旅路と死神」「死神と老女」の6つの短編で構成されていて、それぞれ関係ないようでいて、最後に全部つながっているんだぁっていう構成になってるところが、いかにも伊坂幸太郎って感じです。

 死神さんの人間離れした(あたりまえだけど)感覚と、登場人物の思い込みの強い感覚が、ズレっぱなしだったり、なぜか咬み合っちゃったり、ちょっとマヌケな感じの会話がとってもいいんですよ。 

 こういう死神にだったら、一度会ってみたいような気がします。最後の話に登場する新田さんのように毅然と死神さんと向かい合えるってかっこいいもの。

 雨の降る日に、手袋をした地名の名字の人に会ったら、ちょっと注意してみることにしてみましょう。

 ところで、この本の表紙についての記事を発見したのですが、これがまた伊坂さんぽくって良かったですよ。  内容は こちら

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

Rokoさん、こんばんは~☆
表紙の写真にこんな裏話があったんですねぇ~。
この本の装丁がスタイリッシュでかっこよくて、伊坂さんの作品の中では一番好きかも。
作品の内容自体も1,2位を争うくらいに好きです。
千葉さん、するどいん OR ぬけている? 仕事熱心 OR 熱心じゃない? この微妙なバランスが素敵ですよね(笑)
千葉さんみたいな死神なら、「可」を出されてもいいかな~って思っちゃいました。

Rokoさん、こんばんわ。
バラエティに富んだ設定といい、つながりといい、伊坂さんの作品を堪能した感じです。
死神と人間の会話は、たしかにちょっとマヌケ(笑)。でもそういうのがいいんですよね。

juneさん☆コメント&トラバありがとうございます。
ミュージック好きで、雨男、かなり好みのタイプですねぇ。
深夜のCDショップは要チェックだなぁ!

りーふいさん☆コメント&トラバありがとうございます。

「死神対老女」まで読んだところで、すべてがつながるっていうのは凄いですよね。
重力ピエロとのつながりもあって、伊坂ファンにはタマラン作りになってますねぇ。

そうだ!手袋をしているんですよね。
深夜のCDショップで手袋をしている人、要注意ですね!
会話のズレやズレてるのにかみ合うところ面白かったですね。

ななさん☆コメント&トラバありがとうございます。
冬はちょっと分かりにくいけど、夏でも手袋をしてCDの試聴をしている人がいたら要チェック!ですね。

こんばんは。
早速お邪魔します。o(*^ー ^*)o

私も「薄くて何だか怖そうで(表紙も、死神じゃなくて自由の女神みたい)大丈夫かな?」と思ったんですが、もう好みの千葉さんに出会えました。

続編が読みたい作品ですね。
単発で続きを書いてくれないかなぁ。
Rokoさんとのご縁も大切にしたいです。
これからもよろしくお願いします♪

すぅさん☆コメント&トラバありがとうございます。

続きを読みたいですよね。
千葉さん以外の人でも面白いかも?
これからも宜しくお願いします。m(__)m

これまた最近読んだ書の1つ。
TBTB!!
死神こと「千葉」と人間の時々あるへんてこな会話が面白かったです。
「旅行とはなんだ」
「恋愛とはなんだ」
それを説明する人間側もまた面白い。
しかし人間のする行為にわからない部分を残しながらも
運転できたり、音楽がすきだったりというやっぱりなんだかへんちくりんな一味違った伊坂ワールドでございました。

takam16さん☆コメント&トラバありがとうございます。
死神さんの疑問って、なかなかいいところを突いていると思うんですよ。
当たり前だと思っていることを、改めて質問されると、案外説明が難しかったりしちゃうし。
種類は問わず、とにかくミュージックが好きだって言う死神って、とっても魅力的なキャラだなぁって思ってます。

表紙についての記事、すごーく嬉しいです。Rokoさん発見してくれてありがとう♪

bamsaさん☆コメント&トラバありがとうございます。
やっぱり表紙が気になってたんですね。
わたしは表紙のブルーがとっても気に入ってます。
最後に千葉さんがみた青空にかけてあるのかなぁなんて思ったりして。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、TBとコメントありがとうございました。
表紙についてわかって私もとても嬉しいです。伊坂氏の本の装丁の中でも一番ですもんね。伊坂氏のコメントもとてもいい感じ。あのTシャツとも絡んでるのかー。とか。堪能しました。ありがとうございました。

ざれこさん☆コメント&トラバありがとうございます。
どうせ死神さんに会うなら、好みのタイプがいいなぁって意見が多いですね。
千葉さんも、秋田さんも結構いい線な感じだったから、きっとその人に合わせて派遣してくれてるんじゃないかな?(^^ゞ

Rokoさん、はじめまして。
ご訪問・コメント&トラバありがとうございます。
クールな語りなのに、会話になると変なギャップが出てくるところが笑えました。
伊坂さんはデビュー作の「オーデュポン」から発表順に読んできて、リンク(関連する)の人の大切さはわかっていたのですが、ちょっと失敗でした(笑)。
小さなサイトですが、ご訪問・コメント・TB・TB返しお気軽にどうぞ。
これからもよろしくお願いいたします。またきますね。

藍色さん☆コメント&トラバありがとうございます。
伊坂さんの小説は油断してると、いろんな人が通り過ぎていくんですよね。(^^ゞ
もう一度ちゃんと読み直さなくっちゃと思います。
これからも、よろしくお願いします。m(__)m

Rokoさん、こんばんは!
TB&コメントありがとうございました♪
梅雨の季節ももしかしたら千葉さんが来てると考えるとニンマリしてしまいますね。
雨の季節でもあるし、最近読み返したいなぁと思っている一冊です。

表紙についての記事、とっても興味深く読ませていただきました。
表紙が虫歯菌でなくてよかった~♪
自著を語るインタビューもよかったです。
結婚されていらっしゃるとは!

エビノートさん☆いらっしゃいませ
そうでした!千葉さんが現れるのは、いつも雨の日。(^_^)b
表紙のデザインもクールな感じで、内容にピッタリでした。
これからも、よろしくね!

千葉さんに会ってみたいですか~?
でも、そのときは「可」か「見送り」の選択が待ってますよ。(笑)
死神と老女のおばーちゃんみたいに、死神が来ても慌てないような生き方をしたいものです。

みわさん☆こんばんは
会いたいですよ~千葉さんに。
わたし危ない人大好きですから (^_^)v
CDショップでバッタリ会っちゃったらどうしよう?

>最後に全部つながっているんだぁっていう
この構成もよく出来ていましたね、、。
>人間離れした(あたりまえだけど)感覚
ハイ、なんか、独特のキャラでしたね、、。
人間じゃないと思えば、当たり前なんですけど、、。
紹介されている貼られているリンク先の記事も見てきました。

indi-bookさん☆おはようございます
死神の千葉さんのキャラが良かったですねぇ。
他の作品にチョイ役(?)で登場してますので、お楽しみに!

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