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『沼地のある森を抜けて』 梨木香歩

沼地のある森を抜けて
梨木 香歩
新潮社

 伯母さんが急死して、何だか訳が分からないうちに家宝を引き継ぐことになってしまった久美さん。どんな家宝だか分からないうちに渡されたのが1つの壷。この壷が骨董品で、家宝ですよっていわれたならありがちな話だけど、この壷はなんと「ぬか床」だったんです!

 でも、このぬか床はタダのぬか床じゃなかったんです。気に入らない人が手を入れると呻くし、手入れをしないと怒るし、それに毎日不思議なことが怒るんです。

 最初の方はけっこうおかしな出来事ばかり起きていて、「沼地のある森を抜けて」っていうシリアスな題名は何故?なんて気持ちで読んでいたんですけど、読み進むに連れて段々と題名の意味が分かってきます。

 やっぱり梨木さんが描く世界ってのは「摩訶不思議」ですねぇ。恩田陸さんの「常野物語」とも通じるような、もちろん「家守奇譚」とも通じるような別の世界との交わりを感じました。

 話が進むにつれ、段々と明らかになってくる久美さんの一族の物語も、ぬか床が縁で知り合った風野さんの家族の物語も、いろいろと考えさせられるものがありました。人は皆、誰にも言えぬ何らかの重荷を背負っていきているものなのでしょうか?

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日本の作家 な行」カテゴリの記事

コメント

「生命」というものを改めて考えてしまいました。

作者の独特の感性が光る作品でしたね。

とてもよかったです♪

ゆこりんさん☆コメント&トラバありがとうございます。



「生命」って難しい問題ですね。

「ぬか床」にそんな秘密があるっていうところに、梨木さんの不思議さと面白さがありますよね。

おお!

読みましたよ。

「沼地のある森を抜けて」。

そういや、変なつかみからこの本の紹介と感想を1ヶ月ほど前に書いたので



ふむふむ。Rokoどのも梨木ワールドを堪能されているのですね。

TBTB。

おっと、ただいまアメブロメンテ中。

後日TBさせてください。

takam16さん☆コメントありがとうございます。



梨木さんの世界って不思議でイイですよねぇ。

トラバお待ちしてまーす。

Rokoさん、こんにちは。

本当に「摩訶不思議」な世界。

「生命の誕生」すごく奥が深くて、私は緑の森から抜けられず、さまよっているって気分になりました。

TBさせていただきました。

ななさん☆コメント&トラバありがとうございます。



ちゃんとかき回してあげないと呻くぬか床が家にあったら怖いなぁなんてところから、こういう展開になるとは。(^^ゞ

生命の不思議というものを考えさせられました。

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