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『ファイアボール・ブルース』 桐野夏生

ファイアボール・ブルース
桐野 夏生
文芸春秋
ファイアボール・ブルース〈2〉

 女子プロレスを描いたこの作品は、桐野さんとしてはかなり異色な感じがします。主人公は悩んだり苦しんだりするけれど、いつも登場するような偏執的な女ではありません。体育会系の人間特有の思考回路を持つと、女っぽいネチネチさが減るということなのでしょうか?

 男子のプロレスは世間での認知度も高く、それなりのステータスもあるけれど、女子プロレスってまだまだマイナーな世界なんですよね。でもプロレスラーになりたい!という熱い思いを持った女子だってたくさんいるんです。

 メキシコやアメリカの女子プロレスラーは身体は大きくてハデだけど、技がイマイチって人が多いんです。その程度で許されてしまうという環境のせいもあるのでしょうけどね。日本の選手の場合はテクニックはあるけど地味な人が多いような気がします。

 強いレスラーになりたい、お客様を湧かせる事のできるレスラーになりたい、そういう夢をみんな持って練習に励んでいるけれど、練習だけではどうにもならないことが多くて、夢半ばで辞めていく人の方が多いのだと思います。

 近田は火渡さんに憧れていますけど、自分はそうなれないこともよく分かっていて、ついつい悩んでしまいます。どこまで頑張ればいいんだろう?諦めるなら早いほうがいいのかも?

 夢を追いかけることは素敵なことです。でも夢が必ず叶うとは限りません。自分が頑張ることで実現できることと、それだけでは無理なことがあります。

 近田はプロレスラーになるという夢は実現できました。でも、スターになるという夢は実現できそうにありません。それでも続けるのか?辞めるのか?決めるのは自分です。自分が納得できる結論を見つけることができるまで、悩みは続きます。

 悩むことは辛いけど、近田のように真剣に悩めるって素晴らしいことだと思います。だって世の中は、何にも考えずに流されっぱなしの人だらけなんですもの。自分に真っ正面からぶつかっていくって、本当に厳しいです。できることなら考えずに済ましたいことだらけです。だからって放りっぱなしにしておくと、間違いなくツケが回ってきます。(^_^;)

 挫折はしたくないけど、どうせ挫折するならそれをムダにはしたくないと思うんです。転んでもタダでは起きないぞって思います。どんなことであろうと、人生にムダはないと信じて生きていきたいと思うのです。

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日本の作家 か行」カテゴリの記事

コメント

『はじめての文学~桐野夏生』で、
この「ファイアボール・ブルース」の1場面を読みました。
あたしにとって、ホントに桐野作品は初めてだったので新鮮でした(* ̄∇ ̄*)

桐野さん、話のまとめ方がうまいなぁ~と感心しましたよ♪
いま、手元には、
「ファイアボール・ブルース2」があります★
村上春樹読み終わったので、
次によみまーす( ̄▽ ̄)σ

では、トラバしますね♪

どーも、とらばの調子がイマイチみたいです。。。

なので、これで・・・
http://tsutamaru.cocolog-nifty.com/blog/cat14202895/index.html

つたまるさん☆サンキューです!
火渡さんのモデルは神取忍らしいのですが、彼女のように圧倒的な力を持ったスターになれる人って、ほんの一握りなんですよね。
どんなに頑張ってもスターになれないのは分かってるけど、練習に励む近田のけなげさが好きです。

神取忍、ナットク~(* ̄∇ ̄*)

で、でで、
トラバの原因わかりました(たぶん)
こういうことみたいです。
http://support.cocolog-nifty.com/howto/2006/03/faq_e7fb.html
わかったような、わからないような。。。


それよりそれより!!
ウチの「またタノ」をお気に入りに入れてくださってたんですね♪
キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

あたしも、早速、
本家の『つたまる喫茶店』と
「またタノ」両方にリンクしますね★

これからも、よろしくお願いスマイル!!
(* ̄∇ ̄*)

つたまるさん☆トラバの件、そういうことだったんですね
リンクありがとうございます。
これからも、よろしくね!

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» 「ファイアボール・ブルース2」桐野夏生 [AOCHAN-Blog]
タイトル:ファイアボール・ブルース2 著者  :桐野夏生 出版社 :文春文庫 読書期間:2006/09/07 - 2006/09/08 お勧め度:★★★★ [ Amazon | bk1 | 楽天ブックス ] 女子プロレス界きっての強者・火渡抄子。人は彼女を「ファイアボール」と呼ぶ。火渡に憧れ入門し、付き人になった近田。仲の良かった同期・与謝野の活躍を前に、自分の限界が頭をかすめる。そんな折、火渡が付き人を替えると言い出した。近田は、自分にどうケジメをつけるのか。女の荒ぶる魂を描いたシ... [続きを読む]

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