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『エンド・ゲーム』 恩田陸

 お母さんの暎子さんが理由不明の昏睡状態になってしまった所から物語が始まり、「裏返す」とか「包む」という戦いが始まるのですが、なぜそうなってしまったのかがよく分かりませんでした。そして、この作品はこれまでの常野物語よりも冷たい世界だなぁという印象を持ちました。

 人間を「裏返す」と、それまでのことは全く忘れてしまって、全く違う人格になってしまう。という部分にはかなり興味が持てました。そうやって全く違う人間として暮らしている人が、其処彼処にいるのではないか?という気がしてきたんです。

 学生時代はあんなに元気で明るかったのに、ある時期から壊れてしまった友達のことや、音信不通になってしまった友達のことを考えてしまいました。彼らは実は裏返されてしまったんじゃないのか?なんてことも考えてしまったし。

 暎子さんが眠っていた村は、わたしのイメージの中では プリズナーNo.6 のようなイメージが広がってきました。(古すぎて分からないって?)大きな白い建物があって、でも人の気配がない、そんな不気味なイメージ。何故そうなったのか分からない不条理な感じ。こういうのも恩田さんらしい世界なのかな?

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

確かにあの短編集の『常野物語』とは一味違った雰囲気でしたよね。でも『蒲公英』も違うといえば違ったし、同じシリーズの中でこれだけ違う味を見せてくれるっていうのが恩田さんのすごいところだと勝手に感動しております。それにしても怖かったんですけどね…。未だにボーリングには行っておりません(笑)。

chiekoaさん☆コメント&トラバありがとうございます。
>未だにボーリングには行っておりません
本を読んでいる中で、ピンが飛ぶあの音が聞こえてきたような気がします。
恩田さんの文章って、映像や音がイメージしやすいのは何故でしょう?

私も学生時代にはあだ名で呼んでいたのに、久しぶりに会ったら名前で私の事を呼んだ、すごく仲のよかったはずの友達を思い出して、もしかして裏返された?って思いました。

ななさん☆コメント&トラバありがとうございます
裏返されたのかと思うほど変わっちゃった人って、時々いますね。(^^ゞ
人の姿がモノに見えてしまうことって、神経を病んでるからって思われがちですけど、実は?ってこともあるのかなぁ?

壮絶なオセロゲームが始まるのかと思ったら、意外な方に話が進んで驚きました。
それにしても家の立ち並ぶ様子とか、鳥居とか怖かったです。なんかこう神経に触る怖さがありました。

juneさん☆コメント&トラバありがとうございます
×型の鳥居って、想像しただけでも異様ですよね。
靖国神社の石の鳥居が×になったのを想像しちゃいました。(^_^;

感想を読みますと、『蒲公英草紙』とも感じが違うようですね。新しい雰囲気で書かれているなら、やはり読んでみたいな。
そろそろ読もうかな思っていたところで、背中を押されたような感じです。

ディックさん☆いらっしゃいませ
背中を押しちゃいますよ!(ヨイショ)
ディックさんだったら「蒲公英草紙」よりこっちの方が気に入るかも?

Rokoさん、こんばんは~♪
たしかに冷たさを感じる作品でしたね。
なんだか、不要な力を持ってしまったものたちの苦悩というか・・・・。
それにしても、ヘンな能力だなーと読み終わって感じるのです。

りーふいさん☆トラバ&コメントありがとうございます。
>それにしても、ヘンな能力だなー
わたしも、そう思います。(^^ゞ
特別な力って持ってみたいような気もするけど
実際に持ってしまうと、重い荷物を持ってしまったようなものなのかな?

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