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『ボトルネック』 米澤穂信

ボトルネック
ボトルネック
posted with amazlet on 06.11.28
米澤 穂信
新潮社

 東尋坊の崖から落ちたと思っていたら、何故か町の中にいて。自分の家に帰ってみると、そこは自分の家ではなくて。どうやら別の世界に紛れ込んでしまったらしいんです。

 ある世界と並行して存在する別の世界。同じように見えても、違う世界。 それがパラレル・ワールドです。

 まるっきり知らない世界へ飛び込んでしまうのと、知っているようでいて知らない世界へ迷い込むのとでは、どちらのほうが怖いのでしょう?

 知っている人が1人もいないところへ行ったとき、そこには何だかよく分からないワクワク感というのが存在します。何に出会えるのだろう?どんな人がいるのだろう?ってね。モチロン怖さもあるし、誰にも頼れないという不安もあるし、なにより、すべてを自分で決断しなければいけないというプレッシャーもあります。

 このストーリーの主人公は何度も「あなたには想像力がない」と言われてしまいます。「想像しないからつまらないのよ。」「想像しないから分からないのよ。」「想像しないから次へ進めないのよ。」

 想像力には翼があります。現実の世界からどこまででも飛んでいけます。想像力があれば、より楽しいことを見つけ出せるんです。想像力は鎖を断ち切り、壁を破壊します。想像力があるから、生きていくことは楽しいのです!

 想像するのを止めたとき、自分の周りの世界は止まります。本当は止まっている訳じゃないけれど、自分からは止まって見えてしまいます。動かない世界はつまらないのです。つまらないから、益々関わるのが嫌になってくるんです。

 いろんなものがうまく回っていくのも、いかないのも、それは自分の想像力の問題なのです。

 「求めよ、さらば与えられん!」という言葉を、強く信じたいです!

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日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事

コメント

Rokoさん、こんばんは。
結末に衝撃を受けてしまうこの作品に、
サキの言動から、物語を読み解こうとするアプローチ。新鮮でした。
確かに何度もリョウにこの言葉、投げかけられていた気がします。
“想像力”がキーワードだったのかもしれませんね。

想像力…私はありすぎて「楽しくない」方向に進むタチです。マイナス思考なのでしょう…しくしく。何事もほどほどに?!しかしこの物語は…この先を希望にあふれたものに想像するのがむずかしくてへこみました。でも…あきらめてほしくないですね。

リョウが想像力で鎖を断ち切り、壁を破壊することができるように、祈りたくなる作品ですね。
戻ったリョウが少しでも前向きに自分の人生を創造してくれますようにと、思います。

Rokoさん、こんばんは。

Rokoさんの前向きなレビュー
読んでいて元気が出ました。
そう、何事も「想像力」豊かに前向きに行かないといけないですよね。

藍色さん☆
サキに何度も言われた「想像力」をリョウがどれだけ発揮できるかが問題ですよね。
リョウ、がんばれ!

chiekoaさん☆
悪い方向への想像力って、考え始めると止まらなくなっちゃうんですよね。
でも、どうせ想像するなら楽しい方にしましょうね。(*^_^*)

エビノートさん☆
元の世界へ戻ったリョウに期待したいですよね!

ななさん☆
元気出ましたか?どうせなら前向きにいきましょう!その方が絶対に楽しいもの!

なるほどねぇ。「想像力」をポイントに読む Roko さんの感想にはとても説得力があります。
広瀬正さんの小説を思わせる展開で、そういう面でも興味深かった。
ぼくが読んだ米澤穂信さんの作品の中では、一番おもしろく感じました。

ディックさん☆こんばんは
この作品を読んで凹んだという感想を書いている方が多いのだけど、わたしにはこんな風に感じたんです。
リョウが想像力の翼に乗れることを祈っています。

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