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『暗いところで待ち合わせ』 乙一

 みなさんにオススメ頂いた乙一さんのこの作品、感想はタダ一言 「スッゴク面白い!」

 ミチルさんは高校時代に視力をなくし、更に数年前に父親をなくし、今は独り暮らしをしている。外に出るのは怖いけれど、家の中では自由に歩き回れる。料理を作って、掃除をして、炬燵で寝てしまう。人と付き合うのは面倒くさいし、一人でいるのが好きだし。人からは「不自由な生活でしょ?」と言われても、自分ではそうは思っていない。

 アキヒロさんは、子供の頃から人付き合いが苦手。友達を作ろうとも思わないし、誰かに好かれようとも思わない。家族ともほとんど会わないし、会社の誰とも親しくならず、ずっと一人で生きていこうと思っている。

 そんな二人が出会ったのは何故なんだろう?

 普通の人なら何てことなくとけ込める世界なのに、どういうわけだか入れない自分に気が付くことがある。それが気にならないでいる間は構わないけれど、自分だけのけ者になっていると感じるとき、言いようのない悲しさが襲ってくる。自分だけ違う世界の生き物のような気持になってしまう。

 わたしも、そんな気持になることがあります。周りの人が全部冷たく見えてしまって、心が固くなってしまうんです。この本に登場する二人は、ずっとそんな気持を抱えて生きてきたから、同じような辛さを知っているお互いを容認できたんじゃないかと思えるんです。

☆☆☆☆☆☆(絶対オススメ!)

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは~、TBありがとうございましたっ
こちらからも返させていただきますね。

乙一は”孤独”を描くのがとても上手い人だと思いました。
似たもの同士が引かれあって出会う、まさに運命だったのではないかと。
ラストの二人は恋人同士というにはまだまだって感じでしたけど、
ああいう初々しい、始まったばかりのって関係、良いですね~

常陸さん☆はじめまして
>"孤独"を描くのがとても上手い・・・
ホント、その通りだと思います。(^_^)/
シャイな2人の運命的な出会いでしたね。
これからも、よろしくお願いします。

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暗いところで待ち合わせ乙一〔著〕幻冬舎 (2002.4)通常24時間以内に発送します。オンライン書店ビーケーワンで詳細を見る 駅のホームで起きた殺人事件が、寂しい二人を引き合わせた。 犯人として追われるアキヒロは、ミチルの家... [続きを読む]

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