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『宵越しの銭』 林えり子

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 この本は、林えり子さんが明治40年生まれの秋谷勝三さんから聞き書きしたものです。秋谷さんは日本橋の白木屋(現在のコレド日本橋)にお勤めになっていて、あの有名な「白木屋の火事」に居合わせたのだそうです。そして、それまで日本になかったズロースを企画制作したのも秋谷さんなんです。

 江戸っ子の特徴と言えば「宵越しの銭は持たない」ことと、「口が悪い」こと。格好悪いことや縁起でもないことがあったら、洒落飛ばしてしまうのが大好きなんですよね。そして、もしも自分がそう言われたら、洒落で返すようじゃないと「あの人はヤボだねぇ」なんて言われちゃう。(^^ゞ

 フーテンの寅さんの口上で「結構毛だらけ、猫灰だらけ」ってのが有名ですけど、こういう言い方って江戸っ子は大好きなんですよね。「かっちゃん数の子ニシンの子」とか「みっちゃん、みちみち」とかは、わたしが子供の頃にも良く言ってましたっけ。

 「たまげた、こまげた、ひよりげた。ブリキにタヌキに蓄音機。おどろき、桃の木、サンショの木。シイタケ、ボボウにナツメの木。南天、寒天、ところてん。すべってやんちゃ、ねてやんちゃ。」(本文より抜粋)

 びっくりしたときに「おどろき、桃の木、サンショの木」っていうけど、本当はこんなに長かったんですねぇ!

 それと、懐かしかったのが「おはつ」です。秋谷さんが子供の頃、誰かが新しい服を着てきたときに「おはつ」って言いながら肩をポンと叩いたんだそうです。わたしが子供の頃は、男の子が床屋さんへ行ってくると、次の日にそれを見つけた子が「おはつ」と言いながら後頭部を叩いてましたねぇ。こういうのって今も残ってるのかなぁ?

 東京弁を使う人が減ってしまったのは悲しいですねぇ。みんな標準語になっちゃってます。「つっぷす」「ひっさげる」「ぶんまわす」「とっとと」こういう言葉も使う人が減りました。「いけ好かない」「いけしゃあしゃあ」のように、「いけ」を頭につける言いまわしも東京弁なんですよ。(「いけ=とっても」 っていう感じです)

 「ひ」と「し」がいい加減なのも東京弁の特徴。「しがし(東)の空にし(陽)が昇る」になっちゃうし、菱型は「ししがた」、表彰状は「しょうしょうじょう」。でも、こういう発音しか出来ない人も減りました。「まっつぐ」なんて言い方も最近は聞きませんねぇ。東京弁を大事にしないとね、存亡の危機です!

 「天神様へ行くのかい?この道をまっつぐ(まっすぐ)行って、豆屋の角をしだり(左)に行きゃあすぐだよ。」

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コメント

そういえばやった、やった!「おはつ!」
友達同士というよりは、おばあちゃんかな。
「いけ」をつけるのも東京弁だったのかぁ・・。

「ひ」と「し」はおじいちゃんが全く逆だった。
話すのも書くのも逆だった。

あと、大工(だいく)を「でえく」なんつうのも(こういう言い方も東京弁かな?)そうなのかな。

きっと話しているうちにもっと思い出すかも?
それよりもこの本を読んだほうが思い出すかな?

ゆみりんこさん☆こんばんは
「でえく」なんつう言い方もしてる、してる!
「おとついおいで」なんて言い方もあったねぇ!

今や全国で使われているようですが、
「やっちゃった」とか「しちゃった」という
○○ちゃったっていう言い方も東京弁みたいです。

福岡にいたころ「やっちゃった・・やて!」といわれました。

ゆみりんこさん☆おはようございます
「もったいないから食べちゃった」も東京弁ってワケですね!

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