『最後の晩餐の作り方』 ジョン・ランチェスター
- 著:ジョン ランチェスター
- 訳:小梨 直
- 出版社:新潮社
- 定価:660円(税込み)
最後の晩餐の作り方
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書評データ
この本を書いたランチェスター氏はイギリス人なのだが、とんでもない食通らしい。おまけに頭の中には薀蓄だらけ!おまけに皮肉屋で、自虐的で、自惚れ屋ときている。
そんな彼の前にうっかり不味いものなど出そうものなら、たちまち悪口の山だ。美味しいものを前にすれば、美辞麗句、賛辞の嵐。どこからそんな表現を探してくるのだろうかと思うような言葉が雪崩のように押し寄せる。(そんなに褒め称えていると、料理が冷めてしまうのではと心配してしまうほど。)
一つのものを褒めるのに、形容詞がいくつ重なるのだろうか?と感心してしまうほどの表現、そう、結婚式の主賓の挨拶のように長々と続く。(だから、つまらないって意味じゃないですよ。面白い挨拶だって時にはありますからね。)
彼はイギリス人でありながら、フランスをこよなく愛している。何故って?フランスは美食家のパラダイスだからに決まってるじゃありませんか。盛り付け一つにしたって、「美的センスに優れたフランス人だからこそこんなに美しく飾れるのだ」と言い切ってしまう。(確かにそうかもしれないけど)
美味しいものを食べたら、素直に「美味しい!!」って言えばそれでいいじゃないって思うんだけど。そんなに形容詞を並べ立てたがるっていうのは、コンプレックスの裏返しのような気がしてならないなぁ!
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