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『心の操縦術 真実のリーダーとマインドオペレーション』 苫米地英人

 脳と心は一単語です。~ 中略 ~ では、何をもってして分けているのかといえば、記述する視点の高さです。視点が低いとモノとしての脳、高いと情報としての心、というわけです。(本文より)

  ここで例としてあげられていたのが「うつ」です。お医者さんが「うつ」に対処する場合、それは脳の機能の問題として考えます。ですから投薬が中心となった治療を行います。でも、それだけで直る人は殆どいません。なぜなら、「うつ」は心の問題なのですから。根本的な治療を考えるなら、もっと高い視点での治療が必要なんです。

 どんな症状にも原因があります。その原因が病原菌であったり、怪我だったりと、はっきり分かってしまえばスムーズに治療を行うことができます。では、人が「うつ」になった時、その原因は何なのでしょうか?

 ここで、わたしはある人のことを思い出しました。わたしの知人である彼は、かつてひどい「うつ」に悩まされていた人がいました。病院へ通い、きちんと薬を飲んでいても直らなかったのに、あるキッカケを見つけてから急に「うつ」が直ってしまったんです。

 彼は以前、大手の会社で働いていたのですが、段々と「うつ」がひどくなり、ついに仕事ができなくなって会社を辞めてしまったのです。その段階で彼は収入が無くなってしまいました。

 小さな子供が2人と奥さんがいて、自分が稼がなかったら一家全員路頭に迷ってしまう!という危機感の中で、彼は必死に考えたんです。「どうしたら生活に必要な収入を得ることができるのか?」と。

 それから数ヶ月間、彼は必死に考え、必死にお金を稼ぎ、気が付いたら「うつ」が直っていたというんです。

 彼はこんな風に説明してくれました。

 「会社にいた頃のぼくは、毎日同じ時間に会社へ行き、言われた仕事をこなし、残業し、流行の服や車を買い、ローンが組めるからとマンションを買い、結局は何も考えていなかったんです。何も考えずに過ごすうちに自分というものが無くなってしまって、その結果が『うつ』だったんじゃないかなぁ?何でも自分で決断しなければいけない状態に陥ってから、『うつ』はどこかへ行ってしまったんだよ。」

 何でも人の言うなりだったり、何かに依存していたり、自分で勝手に限界を作ってしまったり、心を縛り付けて生きていくって怖いことです。無意識のうちにそんなことをしてしまっている自分に気づかないと!

 苫米地先生がおっしゃる「高い視点」ということを、毎日真剣に考えていこうと思います。

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