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『洗脳原論』 苫米地英人

洗脳原論
洗脳原論
posted with amazlet on 07.03.03
苫米地 英人
春秋社 (2000/02)

 洗脳の定義を調べてみると、こんな感じです。

 朝鮮戦争やベトナム戦争時の捕虜米兵に対して共産主義を信じることをせまった行為を指して brainwashing と名付けられた。当時米兵が次々と共産主義者であることを宣言し、関係者に衝撃を与えた。洗脳とは Brain Washingの直訳である。 中国共産党及び軍の洗脳は、1.外部隔離、2.尋問、3.処罰・暴力、4.巧妙な賞罰、5.徹底教化、6.罪の意識を植え付ける行為、7.自己批判などがあり、薬物使用の例もあるとしている。

 洗脳というと、悪意ある思考操作と思いがちですが、そうでない場合もあるということをこの本で知りました。

 たとえば、お墓といったらどんなイメージを持ちますか?「暗い」とか、「気味悪い」とか、ほとんどの日本人は墓場に悪いイメージを持っているのではないでしょうか?どうしてそう思うのでしょうか?

 わたしが大好きな映画、「小さな恋のメロディ」で、主人公の初めてのデートは墓地でした。綺麗なお墓が並び、花が咲き、明るい、まるで公園のような所でした。この映画を撮った人たちにとっての墓場は良いイメージの場所だったのでしょうね。

 つまり、墓地という場所が自ら特定のイメージをかもし出しているのではなく、人為的に何らかのイメージが刷り込まれてしまうから、一方では「墓地が気味悪い」と感じ、もう一方では「墓地は明るくてステキなところ」という相反するイメージが生まれるのです。

 自分が決断した事だったら、どんなことであっても「自分が考えた事だ」と誰しも思っているのだけれど、実はそうじゃないなんて、これまで考えた事もありませんでした。子供のころに教えられた事、学校で教わる事、友達の中での噂、そういうものが自分の思考を作り上げているということに、とても怖いものを感じるのです。それこそが洗脳じゃないか!

 わたしの考える「ふつう」とか「ジョーシキ」というのが、他の人にとっての「ふつう」ではないということは、実に良くあることです。それぞれが育ってきた環境やら、人生観やら、いろんなものの違いが見方を決定するのですから。人それぞれに考えが違うのが「個性」であり、それは尊重されるべきものなのです。

 でも、つまらない思い込みによって損してるなぁって思う人がいます。本人はそれが「ふつう」だと思っているから気付かないんですけど、こちらから見れば「何でそんなことにこだわるんだろう?」「どうしてそんなに自分を過小評価するんだろう?」ということって、よくあります。

 わたしの知人で30代の独身女性がいます。仕事をバリバリしたいわけでもないし、身体が丈夫なわけでもないし、できれば結婚したいと思っています。でも、彼女は良くこう言います。「男の人って××だから困るわねぇ!」「カッコいい男性って、どうしていないんだろう?」

 それを聞いていて、わたしは思うんです。この人は、「人の悪い所を見つけるのが好きなんじゃないか?」ってね。そして、「どうしてそういうところばかり気になってしまうんだろう?」と思うんです。そういう視点で接していたら、ステキな男性なんて現れるわけがありません。(^_^;)

 彼女にそれとなく聞いてみると、どうも母親が彼女の事をほとんど褒めてくれなかったらしいんです。

 母親から評価されず、学校でも目立たず、会社でも地味に働き、特に褒められる事も無く過ごして来てしまったものだから、「自分なんて大した人間じゃない」という評価が、自分の中に出来上がってしまったようなんです。自分に自信が無いから、他人のことも評価したくないという気持ちが強くなっているのかもしれないなぁって思えてくるのです。

 「楽しい人生を送りたい」と頭では分かっているのに、「わたしなんて、どうせ」というブレーキが働いて、結局前に進めなくなってしまうって、とても悲しい事です。それはアルコール中毒や薬物中毒より怖い状態だと思います。だって、表面上は症状が見えないんですもの。それに気付かずに一生を終わってしまうかもしれないんです。

 わたしの中にどんな洗脳が潜んでいるのか?それにどれだけ支配されているのか?自分自身のことって、分からない事だらけです。

676冊目

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