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『伝える力』 池上彰

 自分が分かっていないと、人に正確に、わかりやすく伝えることは不可能です。 (本文より抜粋)

 話すにしても、書くにしても、自分が思ったことをそのまま分かって貰うことって難しいです。(^^ゞ チョットした表現の差で違う意味になってしまったり、似ているけれど何か違うぞという伝わり方をしたり、自分の考えを相手に伝えるって実に難しいものです。

 自分1人では分かったつもりになっていても、それを誰かに伝えようと思うと、「あそこも分からない、ここも分からない」という事になって、もう一度調べ直さなくっちゃ!ということが良くあります。自分の理解度なんて結構いい加減なものなんですよね。

 難しいことを簡単に書く、話す

 この頃、会社でも世間でも、カタカナの専門用語が益々目立つようになってきました。「コンプライアンス」「リスクヘッジ」「コンテンツ」「アイテム」「CEO」。こういう言葉ばかり使って、文章を書いたり話したりする人っていますよね。あれって、結局は「~のような感じ」でしかないんです。どうしてハッキリ言わないんだろう?

 たとえば、コンプライアンスという言葉があります。これを日本語訳すると「法律を守ること」です。そう言われば、「ああ、そうか」とすぐに分かりますけど、「コンプライアンス」と言われてもねぇ。この言葉を分からない方が普通であると思うのはわたしだけでしょうか?

 これは著者の池上さんも書いてらしたけど、やたらと四文字熟語や難しい表現を使いたがるというの困りますよね。頭の余り良くない人が、頭のいい人のフリをしているだけって感じがします。やさしい言葉を使って、誰にも分かるような文章を作ることが出来る人こそが、本当に頭のいい人なんだと思います。

 話すときも、書くときも、色々と気を付けなければいけないことが沢山あります。使ってはマズイ表現とか、主語が何処にあるのかをハッキリさせるとか、技術論はモチロン必要です。でも、その根っこにあるのは「愛」なのだと思うんです。相手を思いやる気持、そこにいない人のことも尊重する気持、そういう気持こそが「言葉を伝える力」だと思うんです。

 口先だけで心がこもっていなければ、相手に伝わるものは何もありません。言葉は自分の分身です。荒んだ心から吐き出された言葉は、荒んだ言葉になります。つまらない気持で発した言葉からは、つまらなさが伝わります。

 聞いてくれた人、文章を読んでくれた人に愛が伝わるように、いつでも愛に溢れた言葉を発信していきたいものです。今日も、明日も、これからずっと・・・  All you need is love ♪ ですね!

720冊目

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