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『天切り松読本』 浅田次郎

 やぎっちょさんの所でこの本が出ていることを知り、さっそく読みました。(^^ゞ

 天切り松シリーズは現在4冊出版されていますが、もっともっと松蔵さんの話を聞きたいですねぇ。だから、浅田さんの「これからも書きますよ」という言葉は嬉しい限りです。

 このシリーズに登場する人たちがしゃべることば「東京弁」が実にカッコいいんです!ことばじりがキツイので、怖い人だと誤解されがちなんですが、どれも優しい心意気に溢れた言葉なんですよ。

 どんなやぶれかぶれの世の中だって、人間は畳の上で死ぬもんだ(説教寅)

 世の中に女房という女はたんとおりますけど、この振袖おこんは、あいにく一人きりなんですよ。ごめんこうむります(振袖おこん)

 やい、若えの。こうして噂でもねぇ騙りでもねぇ本物の天切り松に出会ったおめえは果報者だ。悪党も伝馬町の出入りせえ勝手気儘になるまでにァ、いってえどれほどのヤマを踏まずばなるめえものか、よおっく聞きゃあがれ(天切り松)

 最近「~と思われます」のような奥歯にものが挟まったような表現が多いですよね。とにかくはっきりと言うのを嫌がっている人が多いのは何故なんでしょうか?責任を取りたくないから?目立つのが嫌だから?そういうのってズルイし、情けないなぁ~!!

 松蔵さんたちのキレのいい東京弁でキッパリと言い切られてしまうと、実に気持ちいいんですよね!自分が正しいと思ったら、とにかくそれを通してしまうだけの覚悟、信念を感じるんです。

 お天道さまに顔向けできねぇようなことはしちゃいけねぇよ!強ぇ奴に媚つらうなんてもっての他、弱いもんいじめするような奴は最低じゃねぇか!

 困っている人がいたらすっと手を差し伸べ、役目を終えたらさっと立ち去る、それこそが江戸っ子の心意気でぇ!

879冊目(今年62冊目)

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やぎっちょのベストブックde幸せ読書!!

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

落語を読んでる感じなのかなぁ??
(〃∇〃) てれっ☆

つたまるさん☆おはようございます
「天切り松」は確かに落語に近いかも?
一度読んでみてくだせいやし!

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