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『北緯14度』 絲山秋子

北緯14度
北緯14度
posted with amazlet at 08.12.25
絲山 秋子
講談社

 直感でセネガルを選んでしまった。
 40年間生きて来て直感を恨んだことはまだない。(本文より)

 セネガルのダカールに2か月滞在すると決めた絲山さんは、そこでいろんな体験をします。

 1人で外へ出かけては危ないとガーディアン(ガードマン)を雇ったけど、どうしてこんなに平和な町でそんなことを言われなければいけないのかと怒ってみたり。現地の人たちと話をしようともしない大使館の人たちに怒ってみたり。

 拙い語学力しかない自分に腹立つかと思えば、目を見ただけで何を考えているのか分かってしまう友達ができたり。セネガル飯の余りのおいしさに魅了され、日本に帰ってきてもなかなか日本食が食べられなかったり。

 最初は言葉が通じなくてというか、言葉が出てこなくてもどかしい思いをするのだけれど、生活に慣れるにつれて段々と言葉が口から勝手に出てくるようになるところが、とっても分かりますねぇ。そういう体験はわたしにもありました。

 知りたいことが沢山あるから、話したいことが沢山あるから、人間が好きだから、絲山さんはドンドン町へ出ていきます。そこの食べ物を楽しみ、そこの服を身に付け、そこの言葉を話すこと、それこそがその土地を楽しむ秘訣なんですね。

 日本の生活を引きずったまま外国へ行くなんて意味ないさと語り続ける絲山さんは、やっぱり男前ですね!セネガルは素晴らしいってことが伝わってきました。

965冊目(今年148冊目))☆☆☆☆

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コメント

絲山さん、本当に男前でしたね。
心の浮き沈みや、彼とのメールなど
赤裸々に綴っていて興味深かったです。

ななさん☆こんばんは
日本では気にならないのに、外国へ行ったとたんに「何だこいつ」と怒ってしまうあたり、とっても良く分かる感覚でした。(^^ゞ
絲山さんの率直な性格は、日本の規格外なのかもしれませんね。

こんばんは。
どんどんセネガルになじんでいく様子が、
楽しく、頼もしく感じられました。
セネガルが好きな気持ちが、
行間にあふれていましたね。

藍色さん☆こんばんは
新しい土地になじむって、こういうことなんだなぁってヒシヒシと伝わってきましたね。
セネガルの人たちの優しさが眩しいなぁって思えました。

こんばんは♪とっても「素」な絲山さんが、どんどんいろんな壁を越えていく滞在記、とても面白かったです。傍観者じゃなくて、人間と関わりたい人なんですよね。ほんとに、「男前」な人です♪
私も、一度も行ったことのない、セネガルという国が好きになりました。

ERIさん☆おはようございます。
同じ土地へ出かけて行っても、絲山さんのようにその土地の事をもっと知りたいと思うか、ただ行っただけかは大きな違いですよね。
どうせなら、色んな事を知りたいんだという気持ちが伝わってきました。(#^.^#)

セネガルどんどんなじんでいく絲山さんの様子を読みながら、こんなふうに旅ができたら素敵だろうなぁと思いました。絲山さん本当に男前です。
そして恋人とのメールににじみ出る素のドキッとするほど女らしい絲山さん。
セネガルの魅力とともに絲山さんの魅力がストレートに伝わってくる作品でした。

juneさん☆こんばんは
こういう旅には憧れちゃいます。
男前と女らしさって共存できるんですね!
絲山さんはやっぱりカッコエエです。

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