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『佐賀のがばいばあちゃん』 島田洋七

 とても有名な本で、その内容を何となくは知っていたけど、今日初めて読んでビックリしました。どんなことでも、ものは考えよう。辛いと思うか楽しいと思うかは、本人の心次第なのだということなんですね。

 洋七さんは、佐賀のおばあちゃんの所に1人で預けられることになったのですが、8歳の少年にとってはショックだったんでしょうね。お母さんに会いたい、恋しいという気持は本当に強かったんだろうなぁと思います。

 それにしても、このおばあちゃんはスゴイ人です。貧乏だけど、それが悲しいなんてちっとも思ってません。アイデアを駆使して毎日を生き抜いてたんですね。

 ひもを付けた磁石を引きずって歩けば鉄くずが付いてくるから、それをくず鉄屋に売るとか、川に流れてくる野菜が引っかかるように杭を立てておくとか、昭和30年代にすでにエコでリサイクルな生活をしていたと洋七さんは言ってますけど、昔の方が無駄がなかったってことじゃないかなぁ。

 自分が小さかった頃のことを考えても、リヤカーを引っ張ってくず鉄を集めていた人とか、「おなべに、やかんに、こうもり傘」と言いながらやってくる「直し屋」さんとかしょっちゅう来てたもんなぁ。服にツギを当てるのは普通だったし、お豆腐屋さんにはお鍋や丼を持って買いに行くのが当たり前でした。

 今は贅沢になり過ぎちゃったんですよね。あれもこれもあるのが当然って思っちゃってるから、ちょっとしたものが無いだけで動揺しちゃうんですね。それで人生が終わっちゃうような気持になってしまうって、本当につまらない話です。

 生きていることが面白い。なりふりかまうより、工夫してみろ!

 こんなご時世だからこそ、がばいばあちゃんみたいに人生を楽しんじゃった方がよさそうですね。自分の人生を楽しくするのか、つまらなくするのは、すべて自分の考え方次第なんですもの!

994冊目(今年29冊目)☆☆☆☆☆

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