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『ボーン・コレクター 上・下』 ジェフリー・ディーヴァー

ボーン・コレクター〈上〉 (文春文庫)
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋

ボーン・コレクター〈下〉 (文春文庫)
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋

 捜査中の事故で、左手の薬指と両肩と頭だけしか動かすことができない身体になってしまったリンカーン・ライム。彼の手足となって働くアメリア・サックス。

 殺人鬼ボーン・コレクターを、2人の力を合わせて追い詰めていくというミステリーなのですが、それだけではない所がこの小説の魅力だと思うのです。

 警察官の父親を持ち、自分自身も警察官であるアメリア、事務所の中で働くのではなく、あくまでも町に住む人々のために働こうと思っている彼女が、ある偶然からライムの下で鑑識の仕事をすることになります。

 鑑識の仕事といえば、白い粉をはたいて指紋を取ることくらいしか思い浮かびませんが、現代の技術は鑑識の仕事も大きく変えているんですね。指紋を取るのに白い粉など使わないとか、皮膚の上に残った指紋すらも採取できるとか、鑑識技術って本当に興味深いです。

 リンカーン・ライムは事故の後、ずっとベット上の生活を続けています。優秀な頭脳と行動力で様々な仕事をしてきたのに、ベットから離れられなくなってしまった彼は、「自殺」をいつも考えています。このまま生きていたって何の役に立つんだという彼の叫びは、痛々しいのです。

 皮肉なことに、そんな彼に生きる気力を与えたのがボーン・コレクターの存在です。この犯罪者を捕えたいという気持ちが、自殺の誘惑から彼を救っていくのです。

 生きていると楽しいこともあれば、辛いこともあります。楽しいことが生きがいとなるのはもちろん、障害が生きがいとなることもあります。

 最近わたしの身にも、ある問題が発生しました。おかげでこの2日間、悩んで眠れない状態だったんです。精神的にボロボロって感じでした。今日やっと1つの突破口を思いつき、あちこちに電話しまくっているうちに、かなり気が楽になりました。

 考えろ、次の手を考えろ、相手の行動を予測しろ、何かを見逃していないのか、証拠は床の上にだけ残っているのではない、3次元に注目しろ、壁や天井も見逃すな!

 リンカーン・ライムの指摘は、わたしの人生にも役立ちそうです。(^^ゞ

 小説の中に「第三の男」が登場したのにはちょっとビックリ!リンカーン・ライムとハリー・ライムというつながりなのかなぁ?

1028・1029冊目(今年63/64冊目)
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海外 小説」カテゴリの記事

コメント

リンカーンライムシリーズは面白いですよねぇ。お気に入りのシリーズです

yomikakiさん☆こんばんは
いやぁ、面白かったです~!
このシリーズ、ぜひ読んでみようと思ってます。

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 1999年に公開された映画の原作です。  映画のキャスティングを見ると、主人公 [続きを読む]

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