『ボックス!」』 百田尚樹
鏑矢は身体を動かすことの天才だから、優紀はずっと憧れていたのです。勉強はトップクラスだけどひ弱な優紀はカツアゲされたり、いじめられたりする自分を変えてみたかったという気持ちもありました。鏑矢にボクシングやらないか?と誘われた時に、その2つがパチッと1つになったのでしょう。優紀は高校のボクシング部に入部することになりました。
ボクシングって知らない人が見ていると、ただの殴り合いじゃないかって思われそうですが、パンチを出すって本当に難しいんですよね。(^_^;)
以前、スポーツクラブの格闘技入門のレッスンでジャブとストレートを習ったことがあるんですが、これがもうメッチャ難しいんです。この本でも優紀が最初にパンチを習うところで、「とにかく左ジャブだけ練習しとけ」と言われたのも分かります。
それに、ステップを踏みながらパンチを出すのって、もの凄くスタミナが要るんですよね。2分どころか、1分でもヘロヘロになっちゃいます。
地味な練習をコツコツ積み重ねて、やっと試合に出られるようになった選手たちですが、試合に勝つのもまた大変!相手の気合にのまれてしまったり、自分らしさを出せなかったり、すんなりと勝ててしまう人もいれば、どうあがいても勝てない人もいて、これはもう人生そのものって感じです。
ボクシングは個人競技なんだけど、1人でできるものでもないんですよね。スパーリングしてくれる仲間がいたり、コーチがいたりというだけでなく、家族や仲間の愛があって初めてできるものなんだなぁってことを、この物語を読みながら感じました。
同じボクシングであってもプロとアマのポイントの取り方の違いがあったり、ボクシングを始めて1年は試合ができないとか、いろんなルールがあるんですねぇ。へぇ~と思うことが沢山ありました。
それにしてもボクシングってフィジカルな強さはもちろんだけど、メンタル面の強さが大事だというところに奥の深さを感じてしまいました。
1038冊目(今年73冊目))☆☆☆☆☆(オススメ!)
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コメント
天性のものをもっている鏑木と、地道に努力した優紀。2人の少年、どちらも好きです!
娘と二人で夢中になって読んだ本でした。
投稿: 牛くんの母 | 2009年7月 7日 (火) 20:10
牛くんの母さん☆こんばんは
最初は、こんなに暑い本かぁ~と思ったのですが、そんな心配は無用でした。
努力して得たものはなかなか捨てられないが、努力せずに得たものはあっさり捨てられるのだ、というところが妙に納得でした。
正反対の2人だけど、どちらも魅力的でカッコ良かったですねぇ!
こういう青春、大好きです!(^o^)/
投稿: Roko(牛くんの母さんへ) | 2009年7月 7日 (火) 20:59
おはようございます。
一生懸命がんばる高校生達。
色々なタイプはいるけど、それぞれがんばっていて
まるで私も部員の一人(図々しいので、顧問??)になったような気持ちで読んでいました。
面白かったですね。
投稿: なな | 2009年7月 8日 (水) 08:58
ななさん☆おはようございます。
部員それぞれの頑張りが伝わってきて、どの試合も応援してしまいました。(*^^)v
こういう熱い青春を過ごせるのは、何と幸せなことか!と思います。
投稿: Roko(ななさんへ) | 2009年7月 8日 (水) 09:13