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『刻まれない明日』 三崎 亜記

刻まれない明日
刻まれない明日
posted with amazlet at 09.12.22
三崎 亜記
祥伝社
 

10年前、街の中心部にあるその場所から理由もなく、3095人の人間が消え去った。そこは今、開発保留地区と呼ばれている。

 7つの物語から成るこの作品は、やはり三崎さんらしい不思議な世界でした。

 10年前に大勢の人たちが忽然と消えてしまった事件があったのだけれど、それが何故なのかは誰にも分からないまま、この町の人たちは生きてきました。いなくなった家族や友人のことを忘れられない人たち、忘れまいとする人たちがいるのです。

 物語が進むにつれ謎が段々と解けていくのですが、これまでの三崎作品ともリンクしている部分がいくつか登場します。「七階撤去」が出てきた時には、思わずニヤッとしてしまい、「廃墟建築士」のことを思い出しました。

 様々な理由で今はいなくなってしまった人のことを思うとき、その人の思い出はいつも温かいものであって欲しいと思います。そこに憎しみや後悔があるとしたら、それは余りにも悲しいのですから。

序章 歩く人
第一章 第五分館だより
第二章 隔ての鐘
第三章 紙ひこうき
第四章 飛蝶
第五章 光のしるべ
新たな序章 つながる道

1119冊目(今年154冊目)☆☆☆☆☆☆

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マロンカフェ
活字の砂漠で溺れたい

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日本の作家 ま行」カテゴリの記事

コメント

あの物語の続きですか? 元のお話が、どうもいまひとつ馴染めなかった印象が残っているのですが、どうしようかなあ。

ディックさん☆こんばんは
直接的な続きではないのですが、ちょっとリンクしているんです。
この不思議な感じがわたしは大好きです。
もし読まれたら、感想を教えてくださいね。

「七階撤去」とかヒノヤマホウオウとか過去作品とのリンクが出てくると楽しくなっちゃいますよね♪
三崎さんって喪失の物語を描く作家さんというイメージが強かったのですが、本作は恋愛小説でもあって、あの三崎さんが?という軽い驚きもあり(笑)今までにない希望と前向きな気持ちが溢れていてとても心地良かったです。(^^)

板栗香さん☆こんばんは
そう、今回は恋愛小説でもあったんですよね!
人の心のつながりも、三崎さんらしい静けさにあふれていたような気がします。
そして、明日はきっと今日より明るいという希望が持てるラストでしたね。

Rokoさん こんにちは
面白かったですね。とっても良かった。私も「7階撤去」にはニヤリとさせられました。「失われた町」も再読したいですね。

yoriさん☆こんばんは
失うものと、新しく得るもの、そのどちらもが大切なものであるという気持ちになりました。
三崎さん、次はどんな世界を構築してくれるんでしょうか?

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» 道は続く [活字の砂漠で溺れたい]
三崎亜記、気になる作家、である。 まるで気になるあの娘(この作家は男ですが・・・笑)に 恋をしそうで、でも何となく一歩が踏み出せない。 決して恋焦がれるわけではない。 やはり、気になるあの娘止まり、なのである。 そんな三崎さんに、 私は「鼓笛隊の襲来」で本気の...... [続きを読む]

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