ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

お気に入りウィジェット

« 『ともしびマーケット』 朝倉かすみ | トップページ | 『粗食のすすめ旬のレシピ〈4〉冬号』 幕内秀夫 検見崎聡美 »

『カラーひよことコーヒー豆』 小川洋子

カラーひよことコーヒー豆

 ラジオ番組の仕事の現場で、子供のころに縁日で買ってもらったカラーひよこの話をしたら、ほとんど誰にも理解してもらえずびっくりした。(本文より)

 この「カラーひよこ」の話、わたしはとっても懐かしい気持ちで読みました。子供のころ、縁日などでよく見ましたよ!赤や青や緑のひよこたち!

 わたし自身は覚えていないのですが、母がこんな話をしてくれたことがあります。

 「売っている人が上手いのよ、子供に向かってカラーひよこを歩かせるの。すると子供は間違いなくひよこを捕まえるでしょ、だから買わないわけにいかないのよ。」

 幼いわたしはピンクのひよこを抱きしめていたそうです。

 小川さんの文章を読むと、いつも優しい気持ちになります。それは柔らかな文体のせいでもあるだろうし、少し引き気味な目線のせいかもしれません。

 たとえば、電車の中でメイクをしている女性のことを、普通の人だったら否定的なことばかり書いてしまうのに、小川さんの視点は違います。「彼女は誰に会いに行くのだろう?こんなに熱心に化粧しているのだから、さぞかし大事な人なんだろう」と考えられるって、ホントに素敵だなぁと思います。

 他の人が気付かないようなところをじっと観察して、その素晴らしさを称えるって、いいですよね。そんな誠実な人に、わたしもなりたいです。

 心がほんのり暖かくなるような、エッセイ集でした。

1144冊目(今年22冊目)☆☆☆☆☆

トラックバック先
+++こんな一冊+++
ポコアポコヤ

« 『ともしびマーケット』 朝倉かすみ | トップページ | 『粗食のすすめ旬のレシピ〈4〉冬号』 幕内秀夫 検見崎聡美 »

日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

ほんとうに、小川さんの視線のやさしさが感じられました。
Rokoさんが引用されたところ、まさにわたしも同じことを思いながら読みました。

ふらっとさん☆おはようございます
同じところに惹かれたとは、嬉しいですね。
「やさしさ」とは何なのか?色々と考えさせられてしまいました。

Rokoさん、こんにちは!
うわ~っ(^○^)同じ事をRokoさんも思われていらしゃった様で、勝手にとても嬉しくなってしまいました。
>たとえば、電車の中でメイクをしている女性のことを、普通の人だったら否定的なことばかり書いてしまうのに、小川さんの視点は違います。
 いや~~ホント小川さんは、お優しい!いつも心に余裕があるというか、カリカリ、ピリピリした人が多いこのごろ、こういう風に生きたいものですね♪

latifaさん☆こんばんは
同じ事を感じてたなんて、スゴーイ!(^o^)/
心の余裕があるって、ホントに素敵な事なんだなぁって思いました。
小川さんを見習っていこうっと!(*^^)v

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153166/47726893

この記事へのトラックバック一覧です: 『カラーひよことコーヒー豆』 小川洋子:

» 「カラーひよことコーヒー豆」小川洋子 [ポコアポコヤ]
雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイを中心にまとめた本。 [続きを読む]

« 『ともしびマーケット』 朝倉かすみ | トップページ | 『粗食のすすめ旬のレシピ〈4〉冬号』 幕内秀夫 検見崎聡美 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

読書メーター

  • Rokoの読書メーター
  • Roko-sanの今読んでる本 Roko-sanの最近読んだ本
無料ブログはココログ