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『バイバイ、ブラックバード』 伊坂幸太郎

バイバイ、ブラックバード
伊坂 幸太郎
双葉社

 星野一彦クンは、2週間後に「あのバス」に乗せられて、どこかへ連れて行かれてしまうのです。見張りとしてやってきた繭美さんは、体力的にも精神的にも一彦クンを圧倒的に上回る人で、一彦クンは逃げようなんて気持ちはすっかりなくなっていました。

 でも、1つだけ彼女に頼んでみたのです。付き合っている彼女達に別れの挨拶をしたいので、会いに行ってもいいだろうか?もちろん繭美さんは付いてきても構わないという条件で。

 一彦クンには付き合っている女性が5人もいたのですが、繭美さんは渋々承知してくれました。

 伊坂さんの作品には、言葉や辞書にこだわる人がずいぶん登場していますが、繭美さんはその中でも秀逸です。いつも辞書を持ち歩いているのですが、自分に不要な言葉にはことごとく黒い線が引かれているのです。

 「同情」とか「遠慮」とか「上品」等の文字の上に黒い線が引かれた辞書を常に持ち歩いている女って、相当ヘンです!(^^)v

 そして、主人公の一彦クンですが、どうやら借金で首が回らなくなって、「あのバス」でどこかへ強制連行されるらしいのですが、その行く先はどこなのか?そこでどんな目にあうのかは全く分かりません。分からないからこそ怖いんです。(>_<)

 5人の全く違う環境で生きる女性に会いに行って、必ず「あれも嘘だったんだ」と言われてしまうところや、「村田兆治」には思わずニヤニヤしちゃいました。

 大きくて、圧倒的で、怖いばかりだった繭美さんですが、物語が進むにつれて、ちょっとずつ慣れていくというか、期待してしまうというか、段々親しみを覚えてしまう所が絶妙だなぁって思いました。

 そして、ラストシーンは、間違いなく「愛」でしょう!

 これぞ伊坂さんって本でした!

1212冊目(今年90冊目)☆☆☆☆☆☆

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
伊坂さんらしい発想の素晴らしい作品でしたよね。
星野も魅力ある男でしたが・・・繭美が、マツコデラックスに思えてしかたありませんでした(爆)
あの存在感、パワー、厚かましさ。
すごいです!

ゆうさん☆こんばんは
繭美さんの存在感、ホントに凄かったです~ (^^)v
あの後どうなったのか、気になるなぁ!

星野ちゃんの5マタは本当に許せなかったんですけど、それでも同等に愛している事が分かって憎めなかったです。
繭美の最後はおお!って思いましたね~^^
最後がどうなったか気になります。

苗坊さん☆こんにちは
繭美さんの心さえもつかんでしまった一彦くん、女性の心をつかむ天才なのかも?
あの後、どうなったんでしょうね~、気になるわ~!

Rokoさん♪こんばんは~
そうそう、辞書を持ち歩くのが面白かったですよね~繭美。
私もRokoさん同様、次第に繭美に何かを期待するようになりました。結構いいところあるんですよね。
ラストのエンジンはかかったのか、そしてそのあとは・・・本当にとても気になります。

EKKOさん☆おはようございます
繭美さんは、とにかく圧倒的でしたねぇ!
なのに、段々と惹きつけられてしまう所が伊坂節なのでしょうね。
あの続き、知りたいです!

こんばんは。
やっぱり繭美の存在感がすごかったですね。
ダメ男と爆弾女(笑)
だんだんペースに巻き込まれていって、最後は一彦くんと繭美がうまく行くように祈っていました。
私は『ドカベン』ファンだったので、白新高校の不知火刑事に笑っちゃいました(笑)

ia.さん☆おはようございます
実写版で映画を撮ったら、繭美さんは誰がやるのかなぁなんて想像しちゃいました。
強烈キャラだけど、実はすごくいい人なのかもね?

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