ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

お気に入りウィジェット

« 『オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン』 小路 幸也 | トップページ | 『「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある』 可兒鈴一郎 »

『道徳という名の少年』 桜庭一樹

道徳という名の少年
道徳という名の少年
posted with amazlet at 10.08.01
桜庭 一樹
角川書店(角川グループパブリッシング)
 

町で一番の美女が父なし子を産み落としたのはこの国には珍しい雪の降る夜のことで、雪など振ったのは数十年ぶりのことなのであまりの不吉さに教会の鐘が朝まで鳴りやまなかった。(本文より)

 最初のこの文章を読んだとたんに、物語にどっぷりと引きずりこまれてしまいました。この美女が生んだ4人の子供と、その子孫の不思議な物語です。

 美しい人は、ただそれだけで周りから注目されます。美しい人が着る服は素晴らしい服だと誉めそやされ、美しい人が歩けば、それを目で追う人は数知れず。美しい人になりたいと多くの人は望み、美しい人のもとへは多くの人が近付いてきます。

 美しい人は必ずしも幸せとは限りません。でも、必ず不幸という訳でもありません。

 まるで昔話のようなこの物語、グリム童話のように残酷で、でも目を離せないところは、やっぱり桜庭さんだなぁって感じです。

 ひらひらしたフリルの付いたブラウスを着た道徳という名の少年は、どんな顔をしていたのかしら?

1208冊目(今年86冊目)☆☆☆☆☆

トラックバック先
苗坊の徒然日記
どくしょ。るーむ
ポコアポコヤ

« 『オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン』 小路 幸也 | トップページ | 『「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある』 可兒鈴一郎 »

日本の作家 さ行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。TBさせていただきました。
私もこの本の世界にどっぷりとつかりました。
美しい女から生まれた子ども達はみんな美しいのに、みんなからだが太り、醜くなる病にかかる。
本当に、グリム童話のようでした。
桜庭さんじゃないと、描けないですよね。

苗坊さん☆こんばんは
美しさゆえの傲慢さと残酷さが、見事に描かれてました。
大人のための童話という所が、いかにも桜庭さんって感じでしたね。、

こんばんは。
絵本かなと思ったら濃い内容だったのでびっくりしました。
でも童話って元々残酷だったり不道徳だったりするので、この手法はあんがいぴったりなのかもしれませんね。
たくさん読めてお得感があったのもgoodでした♪

i.a.さん☆こんばんは
挿絵も含めたトータルな作りが素晴らしいなぁと思いました。
こういうダークな世界もいいですよねぇ!

Rokoさん、ちょこっとお久しぶりです^^
これ、私も最近読みました。
凄い装丁でしたよねー。
大人の童話・・って感じで、短時間で読めて、なかなか濃厚?なお話でした。
私は表紙が少女の顔だと知らないで借りて、手元に来てびっくり!でした。

latifaさん☆お久しぶりです
装丁も、挿絵も、ステキでしたねぇ~。
何と言ってもストーリーが濃厚で、よかったですぅ (^O^)/
こういう桜庭さんの世界、ダーイ好きです!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153166/49032582

この記事へのトラックバック一覧です: 『道徳という名の少年』 桜庭一樹:

» 道徳という名の少年 桜庭一樹 [苗坊の徒然日記]
道徳という名の少年クチコミを見る 「1,2,3,悠久!」町一番の美女が父なし子を産んだ。誰が父親なのか、町の人間は調べようとするが、分からない。美女が産んだ4人の子供は母親である美女の生き写しで、父親の面影はなかった。あるとき、美女は黄色い目をした痩せこ....... [続きを読む]

» 道徳という名の少年 [どくしょ。るーむ。]
著者:桜庭 一樹 出版:角川書店 感想: 桜庭一樹さんの新作『道徳という名の少年』は、薄い絵本のような作りの連作風短編集。 町でいちばん美しい娼婦の四姉妹の末娘が産んだ子供の名はジャングリン(道徳)。退廃的で不思議な一族の物語が幕を開ける……。 難しい内容では...... [続きを読む]

» 「道徳という名の少年」桜庭一樹 [ポコアポコヤ]
桜庭さん、先日、吉本のお笑い芸人の友野英俊さん(失礼ながら存じ上げません・・)と結婚されていたというから、驚き!! [続きを読む]

« 『オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン』 小路 幸也 | トップページ | 『「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある』 可兒鈴一郎 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

読書メーター

  • Rokoの読書メーター
  • Roko-sanの今読んでる本 Roko-sanの最近読んだ本
無料ブログはココログ