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『大正・昭和の乙女デザイン ロマンチック絵はがき』

大正・昭和の乙女デザイン  ロマンチック絵はがき
山田 俊幸 永山 多貴子 竹内 貴久雄
ピエ・ブックス

 10数年前ですが、乙女チックと言えば夢二だよなぁって気持ちで竹久夢二美術館へ行ったことがあります。モチロン夢二の作品がたくさんあって素晴らしかったのですが、ホントにビックリしたのは、お隣の弥生美術館でした。

 弥生美術館で初めて見た高畠華宵にドッキリしてしまったんです!

 夢二が描く女性は明らかに大人の女性で、玄人っぽい人が多いですよね。華宵が描くのは10代の女学生や美少年が多いんです。宝塚チックで妖艶な感じなんです。

 この本は絵葉書という限られたスペースでの図案を集めているのですが、レトロなだけではない魅力があります。夢二や華宵、東郷青児など、この時代のロマンチックさは今よりも過激な気がします。

 そしてもう一人、忘れちゃいけないのが中原淳一ですね。松島トモ子をモデルに書かれたその絵は、少女漫画の基本形と言ってもいいんじゃないでしょうか。

 普段はロマンチックから程遠い生活をしているけど、たまにこういうアナログなゆるーい感じのデザインを覗いてみると、心がちょっと緩む気がします。

 久し振りに弥生美術館へ行ってこようかなぁ!

1387冊目(今年28冊目)☆☆☆☆☆

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