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映画 「アルバート氏の人生」

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 映画の舞台は19世紀のダブリン(アイルランド)。

 町には貧しい人たちがあふれているのに、ウエーターのアルバート・ノッブスが働くホテルの客は、お金持ちばかり。

 わがままな客の望みに応え、黙々と働くアルバートには重大な秘密がありました。

 それは、

 彼は女性だったのです。

 この時代の都会に住む庶民の女性には、職業の選択という自由はありませんでした。女中さんやお針子さん、洗濯女、くらいしかなかったのです。

 アルバートは男性として働くことを選択し、その秘密をずっと自分の胸の中に隠し続けてきました。ウエーターとして働くことによって貰えるチップを貯め続け、その額を計算するのが密かな楽しみでした。

 そんなある日、ホテルの部屋の壁を塗り替える工事が行われるので、一晩その職人をアルバートの部屋で寝かせて欲しいとホテルの経営者に言われて、アルバートは焦ります。見も知らない男と一晩同じ部屋で過ごすなんて、どうしよう!

 ところが、断りきれずにベッドをシェアしなければならなくなった、ペンキ職人のミスター・ペイジとの出会いが、アルバートの人生を大きく変えるきっかけになったのです。

 女であることを隠し、男として生き続けてきたアルバートを演じているグレン・クローズのバケっぷりはすごいですね。見事な紳士になっていました。

 わたしが一番気になったのはミスター・ペイジですね。彼もまた難しい人生を生きてきた実にたくましい人だけれど、考えれば考えるほど複雑だなぁって思いました。

 そして、ラストシーンの彼の言葉から、未来への希望を感じました。彼がいれば大丈夫だという安心感なのでしょうね。

 実に淡々としたストーリーなのですが、自分らしく生きるということについて、いろいろと考えさせられる映画でした。

原題:ALBERT NOBBS


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