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『罪悪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ

罪悪

罪悪

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フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社

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 この本を読んでいると、著者が弁護士ということもあって、犯罪に対する冷めた視線が面白くもあり、ゾクゾクっと怖い気持ちも湧いてきます。

 冤罪で警察に捕まってしまった男が、弁護士の努力もあって無罪となった話の中で、本来なら冤罪で拘留されていた期間の賠償金を請求できるのに、「ルーズな性格のせいでそれを請求できなかったのだ」と淡々と語っていたり。

 暴力をふるう夫を殺した犯人として捕えられた女性に対し、裁判では正当防衛であるという結果が出たけれど、どう考えても凶器が大きすぎて彼女が手を下したとは考えられないとか。

 劣悪な環境では、事件を起こしてしまうは仕方ないのか。無知であるが故の犯罪行為は永遠になくならないのか。明らかにウソと分かってはいても、それを正してはいけないことがある。最初は小さな過ちだったのに、それがエスカレートしてしまうととんでもないことになる。

 15の短編からなるこの本は、罪って何なんだろうなぁ?罪悪感って何なんだろうなぁ?と考えさせられることがとても多い内容でした。そして、最後のオチはニヤニヤしつつも怖いなぁって思いました。

 この著者の本を読んで感じるのは、こんなこと、わたしには関係ないと言える事件は1つもないということです。

1568冊目(今年11冊目)☆☆☆☆☆

 

 

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苗坊の徒然日記

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海外 小説」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
どの作品も短編なんですけど、ドキドキしたりシュールなものはゾクッとしたり、五感で楽しめるような作品でした^m^面白かったです。
そしてどれも現実的で回外作品ではありますが身の回りでも起こりそうな事件ばかりだったために怖さも感じました。

苗坊さん☆こんばんは
弁護士ならではの作品でしたが、どれも怖い話ばかりでしたね。
小説より奇なりな体験を、シーラッハさんはさぞかし沢山されているのでしょうね。

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