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『5年後、メディアは稼げるか』 佐々木 紀彦

5年後、メディアは稼げるか ― Monetize or Die?
佐々木 紀彦
東洋経済新報社

 ここ数年、電子書籍が伸びますよとメディアは言い続けて来たけれど、日本ではさほど伸びてきません。では、アメリカでは何故急激に伸びたのでしょうか?

  • 大都市以外には書店が少ない。
  • 日本と比べて本が重い。日本の文庫や新書のように軽量の本がない。

 理由はいろいろありますが、上記の2つが大きな理由であるというのは盲点でした。本を買う人の都合を考えたとき、アメリカでは電子書籍が有利になり得るわけです。しかし、書店が多くて便利な日本では、実際に書店に行くという部分がアドバンテージになっているわけです。

 つまり、ユーザーが使いやすいもの、ユーザーが欲しいと思うものが選択されるのです。それは当たり前だと普通の人は分かっています。なのに、分かっていない人たちがいるのです。それがメディアの人たちなのです。

 TV、ラジオ、新聞、雑誌、これまでのメディアは、作り手主体で出来上がっています。提供する内容は、「ターゲットとするユーザーはこういう好みだ」とメディアが勝手に想定している範囲であり、「こういうものを買って欲しい」と希望している範囲です。

 昔はそれで良かったのですが、今はWEBというメディアがあります。これまでのメディアとは違った視点での情報が好きなだけ集められる時代になってしまったのです。スピード感のあるWEBの世界に魅せられる人が増えています。

 だから旧メディアは必死になっているのですが、どうもこれまでのスタイルを崩せないようなのです。どう攻めていくのかを考え直すことができないメディアは時間と共に衰退していくのでしょう。

 それを阻止するには新しい頭脳に活躍してもらうしかないはずなのですが、頭の固い古い人たちがなかなか退いてくれないのが現実です。でも、そんなことをしていたら、明日にも終わってしまうかもしれないという所まで追い詰められているのです。

 本当の意味での危機感を各メディアの経営者が持っているかどうか?それが試される時が来たのです。

1624冊目(今年67冊目)☆☆☆☆

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