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『ヒンシュクの達人』 ビートたけし

ヒンシュクの達人 (小学館新書)
ビートたけし
小学館

顰蹙(ひんしゅく)とは「顰めっ面(しかめっつら)」に見られる顰(しかみ)と、ちぢこまるという意味の蹙まる(しじまる)から来た言葉で、本来は顔をしかめることや眉をひそめるさまをいう。また、周りに居る人の顔をしかめさせたり、眉をひそめさせるような行為をして軽蔑されることを「顰蹙を買う」という(日本語俗語辞典より)

 会社や団体のトップでありながら、そこで行われていたことを「知らない」と言ってしまったり、逆に「それのどこが悪い」と開き直ってしまったりしていることで、世間から軽蔑されてしまった人のことが、ニュースで取り上げられることが最近増えています。

 どうしてそんなことが分からないのかしら?というわたしの疑問に、この本の中でタケちゃんはきっぱりと答えてくれています。「やつらは下品なんだよ!」

 タケちゃんのことを下品な奴だと思っている人は、世間ではきっと多いのだと思いますが、そんなことはないのです。彼はちゃんと計算してヒンシュクものの言葉を発しています。

 たとえば、何か問題を起こして、そこから復帰してきた人に対して、周りの人たちはその問題に触れないように気を使ってしまいます。そうやって気を使われていることによって、本人も気を使ってしまいます。そんな時にタケちゃんはズバッと本当のことを言ってしまいます。周りはドキドキしてしまいますが、そうやって言葉にしてしまうことによって本人が救われることの方をタケちゃんは大事にしているのです。

 計算してヒンシュクを買うような言葉を発しているタケちゃんにとって、そんな計算もできない人たちは、ただの「バカヤロー」でしかないのです。

 ここで、以前読んだ北野武名義の「超思考」のことを思い出しました。

 お前みたいな下品な奴が、品を語るのかと嗤うかもしれない。聞くに堪えないような下ネタのオンパレードじゃないかと。けれど俺にとっては、そういう下品ならいくらでも平気なのだ。ただ、他人に媚を売るような見え透いた真似がどうしてもできない。そっちの方がよっぽど品がないと思ってしまう。(超思考より)

 ここの部分を理解できない、下品な人たちに国を任せているから、こんな国になってしまったのですねぇ。品格について真剣に考え直さないとね。

1637冊目(今年80冊目)☆☆☆☆☆

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