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『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』 平川克美

お金万能社会と消費という病

 「今時の子は欲がないからね」なんていう声をよく聞きますが、そりゃそうですよね。生まれたときから身のまわりには何でもあったのですから。ガツガツしなくったって困ることなんてなかったんですもの。

 それと正反対なのが、今の経済を回している人たち。「人は皆、消費をしたがるものだ」という前提でモノを考えています。「ホラ、安いでしょ!」「新製品ですよ!」「流行ってますよ!」なんて掛け声とともに商品を市場に送り込んできます。

 世間の大多数の人たちも、それが当たり前と思って生きているわけですが、「なんか違うな」と思う人がチラホラ現れてきています。

 著者の平川さん曰く、何かを買う(消費する)と考えるからお金が必要なのであって、必要なものは「もらう」「貸してもらう」「自分で作る」と考えると、お金はほとんど必要ないんじゃないか?ということになるんです。

 あれも買いたい、これも買いたい、と思うからこそお金が必要になってしまうのですが、この「買いたい」という気持ちが、自分の財布の中身とは無関係に突っ走ってしまうことがあります。タマにならいいんですけど、頻度が高い場合、これは「中毒」あるいは「依存症」という症状なのです。これは放っておいたら危険な状態です。

 日常でムダなお金を使っていることはよくあります。ペットボトルの飲み物を買うのをやめてみるとか、自宅で洗えるワイシャツをクリーニングに出すのはやめてみるとか、行きたくない飲み会には付き合わないとかね。

 そういうことを考えなくなってしまっていること自体が問題だから、「ああ、これはムダだなと自覚するだけでも生活は変わっていくと思うのです。

人間は思いと違うことをしてしまう

 自覚したからって、すぐに実行できるわけでもないというところが、人間の性なのです。だから、合理的に事を進められなくても気落ちする必要はないのです。自分が思ったこととは違うことをしてるなぁと気付くこと、それだけで充分なのです。

 自分の行動を、思考を、ちょっと立ち止まって見直してみると、本当に必要ではないことは自然となくなっていきます。逆にいえば、何も考えていないからズルズル続けてしまうということなのかもしれません。

 自分を見つめ直すと、おのずと「消費」は減っていくものだとわたしは思いますが、あなたはどうでしょうか?

1664冊目(今年11冊目)☆☆☆☆☆

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