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『続・森崎書店の日々』 八木沢里志

続・森崎書店の日々

八木沢里志

 失恋して引きこもり状態になっていた貴子さんは、叔父さんのサトルさんの古書店の2階で暮らすようになって、すっかり元気を取り戻しました。新しい職場にも慣れ、ステキな恋人も見つかったあの頃(森崎書店の日々)から2年が経ちました。

 たまに森崎書店へ行ってみると、サトルさんは奥さんの桃子さんと一緒に仲良くやってます。口は悪いけど親切な近所の人もしょっちゅうやってきてくれて、平和な日常が続いていました。

 でも、桃子さんの病気が再発して入退院を繰り返すようになってしまいました。自分にできることなんて、たまに会いに行っておしゃべりするくらいしかできないって、貴子さんは悩みます。

 人って一人でも生きていけるけど、それだけじゃつまらないなって思います。誰かと話をしたり、一緒にご飯を食べたり、なんてことないふれあいが人生に潤いを与えてくれるのかななんて思います。

 本を読んで他人の人生を生きてみるのも楽しいし、読んだ本について誰かと語り合うのも楽しいものです。

 一人の時間と、誰かとの時間、そのバランスが大事。

 貴子さんも、サトル叔父さんも、それぞれの新しい人生を歩んでいくんだなと思ったら、ホッとしました。

1714冊目(今年19冊目)

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