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『ストレンジャー・イン・パラダイス』 小路幸也

ストレンジャー・イン・パラダイス

小路幸也(しょうじ ゆきや)

 晴太多(はれただ〉は、観光も何もないほぼ限界集落です。そんな場所に、若者を誘致するために古民家をリノベーションした宿というかシャアハウスのような晴太多宿という施設ができました。そして、その近くにベンチャー企業がサテライトオフィスを構えてくれることになり、そこで働く社員3人が晴太多宿に住んでくれることになりました。

 交通インフラやインターネットなどは工夫次第でどうにでもなるし、ある程度人が増えれば学校だって病院だってできると考えたこの村では、若者をどうやって集めるかを一生懸命に考えました。これは小説だからと言ってしまえばそれまでですけど、こういう知恵を絞るという部分は、現実の世界でもマネできることだと思います。

 田舎だからいいことには、自然が豊か、土地や家賃が安い(場所によってはタダ)、物価が安い、治安が良いなどがあります。それに対して田舎だから困ることとえいば、買い物をする店、公共交通、学校、病院などが少ない(場所によってはない)などがありますけど、一番の問題は「よそ者に対する目」でしょうね。これをいかにしてクリアするかが一番の問題である気がします。

 晴太多村では、熊殺しの異名を持つおばちゃんが、よそ者いじめをする人を退治してくれましたけど、こういう人がいろんなところにいてくれるといいなぁって思います。田舎に移住する人にとって、実はこれが一番の問題だったりしますからね。

 小路さんの作品ですから、今回も大勢の人が登場しますけど、それぞれが個性を発揮していて楽しかったです。

 コロナ禍が収まったら、この物語のように田舎にサテライトオフィスを置いたり、本社自体を田舎に持っていく会社が増えそうです。都会から離れて暮らす人が増えたら、過疎化も少子化も解決しちゃうんだけどなぁ。

1867冊目(今年172冊目)

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