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『ぬしさまへ(しゃばけ2)』 畑中恵

ぬしさまへ(しゃばけ2)

畑中恵(はたけなか めぐみ)

今回は短編集で、6篇が収められています。

  • ぬしさまへ
  • 栄吉の菓子
  • 空のビードロ
  • 四布(よの)の布団
  • 仁吉の思い人
  • 虹を見し事

 幼なじみの栄吉さんのおいしくない菓子を良く買ってくれていたご隠居さんが急死して、栄吉さんが疑われてしまったり、仁吉さんに付文したお嬢さんが亡くなって仁吉さんが疑われてしまったり、若だんなの身の回りでいろんな事件が起きてしまいます。

 若だんなは相変わらず病弱ですけど、謎を推理する方はとっても好調です。

 

 若だんなの腹違いの兄さんである松之助さん。本人のせいじゃないのに奉公先で苦労してて、でもそんな彼のことを若だんなは気にしてたのね。これからも時々登場するのでしょうね。

 

 妖さんたちは人間とは違う長さの時を生きているから、モノの考え方がまるで違うんだなぁ。そのズレこそがこの物語の面白さなんだろうなぁって思います。今回語られた仁吉さんが思いを寄せていた人が意外な人だったのも、妖さんだからこそでしたね。

 

 若だんなは体は弱いけど、気持ちはしっかりとした青年になってきました。これからの活躍も楽しみです。

 

1904冊目(今年209冊目)

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