11 金城一紀

『対話篇』 金城一紀

対話篇
対話篇
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金城 一紀
新潮社 (2007/07)

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『映画篇』 金城一紀

映画篇
映画篇
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金城 一紀
集英社

 ああ、なんて素敵なんでしょう!
 この本に収められているのは5つの短編なのです。それぞれがまるで関係ないようなフリをしていますが、最後にピシッと1つにまとまるところがとてもいいんです!

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『レヴォリューションNo.3』 金城一紀

レヴォリューション No.3
金城 一紀
角川書店 (2005/04/28)

 主人公は有名進学校に囲まれた、オチコボレ高校に通っている。ある日生物の教師ドクター・モローがこんなセリフを吐いた。

 「君たちはなんらかの才能を持って生まれてきている。その才能がなにかを見つけ出し、その才能の世界で生きれば、自然と勉強の得意な奴らの世界は消滅する」

 主人公と仲間達は「ザ・ゾンビーズ」というグループを作っている。別にバンドをやろうってわけじゃないし、部活でもない。長らく出入り禁止になっている女子校の文化祭に潜り込む計画を起てているんだけど、その計画っていうのが実に荒唐無稽、高校生の男の子ってだから可愛いのよ!

 彼らっていつも頭が悪いって言われ続けてるけど、実は勉強が好きじゃないっていうだけなんだよね。もの凄い才能を持ってるんだけど、その使い道がまだよく分かってないっていうだけなんだ。そして、彼らの一番ステキなところは、友達のためなら何でもするっていうところ。みんなイイヤツ!

 フライ・ダディ・フライ と SPEED を先に読んじゃったので、後先になっちゃったけど、やっぱりこの第一作目は爽快だなぁ!やっとヒロシのことも分かったしね。

 ザ・ゾンビーズ、愛してるよ!

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『フライ,ダディ,フライ』 金城一紀

フライ、ダディ、フライ
金城 一紀
角川書店

 鈴木一さんは47歳のごく普通のサラリーマン。その日まで、特に波風もなく平凡な日常を過ごしていたんです。でも、その日を境に、彼の目標は一点に定まってしまったのです。

 大事な高校生の一人娘が、男子高校生に殴られたんです。それも、タダの高校生ではなく、ボクシングの高校チャンピオンに。なぜ、うちの娘が殴られなきゃいけないんだ!鈴木さんは怒ります。そして、逆襲をすることを心に誓うんです。

 とはいっても、フツーの中年男の鈴木さん。今のままの自分では、とうてい歯が立つような相手じゃありません。ひょんな事からであった在日の高校生「朴舜臣」クンに、1から鍛え直してもらうことになったのですが、毎日が特訓の連続です。

 ただの中年おやじだった鈴木さんは、体を鍛えるとともに、心も鍛えられていきます。舜臣クンは娘と歳は変わらないけれど、在日としての厳しさを持っている分、鈴木さんより大人なんです。少なくとも「戦う」ということに関しては。

 鈴木さんも、最初に殴られたのが自分だったら、こんな熱意はきっと持たなかったでしょう。被害者が娘だからこそ、ここで父親として奮い立たなければという気持ちになったんでしょうね。

 家族を守るという基本に戻ったとき、お父さんはどんなことにも耐えられる、強い人になったのです。そんなお父さんはカッコイイです。

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