08 小川洋子

『科学の扉をノックする』 小川洋子

科学の扉をノックする
小川 洋子
集英社

 この表紙の絵は南伸坊さんです。とっても特徴を捕まえてるし、可愛いなぁ~!

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『博士の本棚』 小川洋子

博士の本棚

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livedoor BOOKS
書評/国内純文学

 同じお母さんから産まれた兄弟でも性格が異なるのと同じで、小説も一冊一冊、背負っている運が違う。暗い小説だから暗い運、明るい小説だから明るい運、というわけではなく、内容とは全く無関係のレベルで、また作者の意図とはかけ離れたところで、本はそれ自体で自分の運命を生きる。(本文より抜粋)

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小川洋子さんの講演記事

 ざれこさんが主催されている 「本を読む人々。」 の小川洋子さんのコミュニティで発見したのですが、第42回 谷崎淳一郎賞受賞記念特別講演会 「物語と私」 の記事が こちら に掲載されています。

ミーナの行進
 ミーナの行進 の秘密も明かされていて、なかなか興味深い内容でしたよ。

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『ミーナの行進』 小川洋子

ミーナの行進
ミーナの行進
posted with amazlet on 06.12.09
小川 洋子、寺田 順三
中央公論新社

 朋子ちゃんはこの春から中学生になります。そして、この春からワケあって芦屋の伯母さんの家にお世話になることになりました。この伯母さんの家は高級住宅街の芦屋にあるのですが、その中でもひときわ大きな家なのです。

 この家に住んでいるのは伯父さんと伯母さん、ローザおばあさんと、いとこのミーナ、家政婦の米田さん、そして忘れちゃいけないのが「ポチ子」。朋子ちゃんはあっという間に、この家族に魅了されてしまいます。

 このお話は1972年を思い出しながら語られています。この年にはミュンヘンオリンピックがありました。朋子ちゃんとミーナちゃんは、全日本男子バレーボールチームの大ファンになるんです。朋子ちゃんは森田選手、ミーナちゃんは猫田選手のファンだっていうところが、2人の性格がよく出ていていいなぁ!

 大古選手のファンだったわたしも、あの準決勝の試合は熱狂して見ていました。 (^^ゞ
 正座して試合を見るっている2人の気持ち、よく分かるなぁ!
 あのころ東京体育館へ試合を見に行って、松平監督に握手してもらったことがあります。(ちょっと自慢)

 ローザおばあさんは、ドイツからお嫁に来た人です。アンネ・フランク研究をしている小川さんならではの思い入れが、彼女の描き方に出ているなぁと思います。はるか遠い日本にやってきて豊かな暮らしをしているけれど、遠い国の家族を思う彼女の気持ちはいつも満たされなかったのかなぁなんてことを感じました。

 主人公の朋子ちゃんも、遠くにいるお母さんのことを思って時々ホームシックになってしまうし。伯母さんはお酒と煙草を切らすことがないし。ミーナちゃんは身体が弱いし。米田さんには身寄りがいないし。

 傍から見れば豊かな生活をしているこの家の人たちも、決して100%幸せなわけじゃないというところに、人生の機微を感じてしまいます。

 幸せというのは誰かに与えてもらうものじゃなくて、自分が幸せだと思えるかどうかにかかっているんだなぁと、この家族に教えてもらえたような気がします。

 P.S.フレッシーの原型はこれじゃないかと皆さんがおっしゃっている プラッシー、まだ売ってたんですね。

633冊目

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『それからはスープのことばかり考えて暮らした』 吉田篤弘

 ナナメモ さんのところで見かけたこの本、タイトルと表紙(暮らしの手帖みたいでしょ?)が気になって読んでみました。これはアタリです!

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『犬のしっぽを撫でながら』 小川洋子

犬のしっぽを撫でながら
小川 洋子
集英社 (2006/04)

 あの「博士が愛した数式」の小川洋子さんの初エッセイです。
 小説を読む限りでは、もっとクールな方なんじゃないかと思っていたのですが、そうでもなさそうです。(*^_^*)  

 愛犬ラブラドールのラブちゃんとの気の合わないお散歩の話や、小川さん自身がいかに阪神タイガースファンであるかなどの文章を読むと、普通の女性なんだなぁって雰囲気が伝わってきます。

 でも、アンネ・フランクに関する文章だけは違いますね。やっぱり思慮深い、しっかりとした大人の女性なのだということを感じます。

 文章を書くという仕事をしている辛さと楽しさが伝わってくる、気持ちのいい本でした。

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『ブラフマンの埋葬』 小川洋子

ブラフマンの埋葬
ブラフマンの埋葬
posted with amazlet on 04.09.01
小川 洋子
講談社 (2004/04/13)

 芸術家が訪れる施設の管理人という仕事を主人公はしています。山里のとても静かなところです。彼はいつも仕事を淡々とこなしています。そんな彼のところにブラフマンがやって来てから、彼の生活は随分変わったのです。そして、気が付いたら彼の生活の中心にブラフマンがいたのです。

 とても静かな生活なのでしょう。わたしは、こんな主人公の生活にちょっと憧れてしまうのです。

 人であろうと、動物であろうと、一緒に暮らしているうちに、その存在が不可欠のものになっているのに、それに気づかずにいるんですね。いざ、いなくなってみて始めてその存在に気づくということがあるのでしょう。

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『博士の愛した数式』 小川洋子

博士の愛した数式
博士の愛した数式
posted with amazlet on 04.08.27
小川 洋子
新潮社 (2005/11/26)

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