04 泉麻人・町田忍

『東京版アーカイブス 「あの頃のニュース」発掘』 泉麻人

東京版アーカイブス 「あの頃のニュース」発掘
朝日新聞社出版局
価格: ¥ 1,470
発売日: 2007/03

 この本で紹介されているのは昭和27~47年の朝日新聞「東京版」に掲載されたものです。縮刷版の山の中から泉さんが「オッ!」と思ったものを集めて作られているのですが、わたしにとっても懐かしかったり、ビックリしたりの記事ばかりでした。

懐かしかったもの
・「小田急ロマンスカーに乗ると日東紅茶がサービスされた」というのは、わたしも記憶にあります。あれは3歳くらいだったかなぁ?生まれて初めて紅茶を飲んだのがこの時でした。

・昭和45年の「力石徹の葬儀」というのも懐かしいです。「あしたのジョー」のライバル力石の死を悼んで、本当の葬儀が行われたんですよね。ストイックとか、男気とか、あの頃のマンガの中で、この作品はかなり大人のにおいがあったんです。クロスカウンターという言葉にカッコ良さを感じてました。(*^_^*)

ビックリした事
・小学校の通学路に立っていた「緑のおばさん」って、都労働局が「失業未亡人」の雇用対策で始めたものだったんですね。2000人の応募者の中で、1000人が視力で、200人が結核や家庭の事情で不適格になったというのにビックリ!その殆どが苦しい夜なべの賃仕事の結果だったというんですから、当時の生活の大変さを感じてしまいました。

・昭和27年の「栃錦と山口シズエの対談」というのにもビックリ!人気の関取と都議紅一点の対談って、当時ではかなり斬新な組み合わせだったんじゃないかなぁ?今でも女性議員は少ないけど、こういう企画を立てられる程の注目度がある人はいませんからね。人気スポーツ選手と対談する女性といえば、タレントかモデルになっちゃうんでしょうね。

・昭和33年の「成城禁猟区に」という記事も凄いです!当時このあたりにはタヌキやイノシシでもいたのでしょうか?

 昔の新聞を見ると、面白くてツイツイ読んでしまうことがあります。そういうのって、新聞の1面に載るような大きな事件より、こういうローカルなネタだったりするんですよね。「そういえば、そんなこともあったなぁ」と懐かしんだり、「エ~!そんなことあったの?」という新鮮な驚き(こういうのを温故知新って言うんですね)って大好きです!

689冊目

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『絶滅危惧浪漫昭和博物館』 町田忍

 ホーロー看板、銭湯の富士山、タイル張りのタバコ屋さん、木造校舎、丸いポスト、懐かしいものがいっぱい登場しています。

 わたしが子供の頃そういうものは当たり前で、どこにでもありました。それがいつのまにやら無くなってしまって、今や博物館へ行かないと見られないものもあったりして。日本ってモデルチェンジが早い国なのですね。

 小学校の庭に必ずいた二宮金次郎の像も、最近は余り見かけません。電気屋さんの店先にいたビクターのニッパーくんも、キドカラーのポンパくんも、東芝のエスパーくんも、コーワのカエルくん(名はない)も、何処へ行っちゃったんだろう?

 今でも元気なのは佐藤製薬のサトちゃんサトコちゃんと、不二家のペコちゃんくらいかな?あっ、そうだカーネル・サンダースおじさんもいた!

 いま町の中にあって、何十年後に懐かしいと思うのはどんなものなんだろう?電話ボックスとか、電柱なんかはきっといつか無くなっちゃうんだろうなぁ。ラジカセとか、ウォークマンも無くなっちゃうのかなぁ?

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P.S.ナショナルのお店の前にいたナショナル坊やです。

各電機メーカーには、こういうキャラクターがいて、お店の前に立ってましたね。

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『東京検定』 泉麻人

東京検定 ― ぐんぐん東京力がつく厳選100問
泉 麻人
情報センター出版局 (2006/04)

 すぐに役に立たない東京に関する知識のアレコレが、てんこ盛りのこの本 。表紙は参考書風、中身はキッチリ100問の難問が、あなたの頭を心地よくシェイクしてくれますよ。

 著者の泉さんと同様、東京生まれの東京育ちのアタシですが、半分くらいしか分かりませんでした!
 今更ですが、泉さんのマニアックな好奇心には頭が下がります。m(_ _)m

 わたしが気に入ったネタをいくつか上げてみたいと思います。

 1.1951~53年に渋谷にロープウェイがあったなんて!
 ロープウェイって山か遊園地って感じだけど、渋谷に今もあったら結構人気かも?なんて思います。

 2.昔は甲州街道の路面を京王線が走っていた。(現在は地下に潜っています)
 親戚が京王線沿線に住んでいるので、もしかして乗ったことがあるかも?今度父に聞いてみようっと。

 3.映画「007は二度死ぬ」でジェームズ・ボンドが日本の車両に乗っている。
 「007は二度死ぬ」は何回か見たはずなんだけど、これって記憶にないなぁ。ウェットスーツを脱いだらいきなりタキシードだった!とか、相撲の佐田の山と、浜三枝と丹波哲朗が出てたことは覚えているんだけど。今度見たら(いつ見るんだ)絶対にチェックですよ。

 東京駅そばの「八重洲」という地名の語源がヤン・ヨーステンという人名なんだとか、「春の小川」のモデルは渋谷の川なんだとか、品川駅は港区にあって、目黒駅は品川区にあるとか、ウンチクネタが尽きることのない首都東京ですが、こんなこと知っていても役に立つことはありません。でも無駄な知識だからこそハマルのかもしれませんね。

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『昭和レトロ商店街』 町田忍

 江東区主催の泉麻人&町田忍のトークショー「昭和30年代のこどもたち ~あの頃に忘れてきた大切なもの~」というのを聞きに行ってきました。

 お二人の対談はいつ聞いても面白いですねぇ。今日も「へぇ!」って驚いたり、「そういうのあったよね」って笑ったりの90分でした。

 今日一番の「へぇ!」は、「ペコちゃんの服はオンワード樫山で作っている」でした。知らなかったでしょ!なんとペコちゃんには専属デザイナーがいるっていうのにはビックリです。

 そして二番目の「へぇ!」は「ダッコちゃん」というのは俗称で、正式名は「木登りウィンキー」っていうんですって!そんなこととは知らなかったですよ!

 昔の写真をスライドを映すコーナーでは、酒屋さんの木製の看板とか、タバコ屋さんのタイル張りの店先とか、懐かしい風景を沢山見ることができました。
 「円柱型の赤いポストはやっぱりいいねぇ」なんて話の中で、「このポストは昭和23年製なのに『男達の大和』に登場しちゃってるんだよね。」とか「『3丁目の夕日』に出てくる都電の系統が違うんだよね。」なんて、日本映画の時代考証が甘いっていうツッコミがいくつもあったのには笑っちゃいました。

 町田さんの新しい本「昭和レトロ商店街」には、そんなマニアックな話が満載です。会場でこの本を買って、サインももらっちゃいました。

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『ウの目タカの目マチダの眼』 町田忍

 町田さんは散歩が得意というか、いろんな物を探して歩き回るのが好きなんでしょうね。そして、どんなところを歩いていても必ず面白いものを見つけちゃう。だから散歩は止められないってことなんでしょうね。

 街角にある電話ボックスも、看板も、銭湯も、ビール瓶も、ありとあらゆるものが興味の対象なんですね。コレクションしているアイテムが100種類以上あるっていうのは、ビックリするやら、あきれるやら!「捨てる技術」なんてものは町田さんには無縁ですね。そういえば「捨てない技術」なんて本もあったっけ。

 わたしも散歩が大好きです。歩いているといろんな物を見つけることができますよね。あら、こんなところに新しいお店ができたとか、面白い看板だなぁとか、公園にカモがいたとか、なんてことない発見がとってもうれしいんです。

 散歩ってお金がかかるワケじゃないし、有酸素運動だし、面白いものも見つかるし、いいことだらけ!町田さんのマネをして散歩の達人になりたいなぁ!

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都電荒川線貸切トークショー

 江東区主催の「都電のいる東京風景」講座の最終回は、都電荒川線の車両を借りてのトークショーでした。
 トークショーの出演者は、泉麻人さんと町田忍さん!!です。
 都電が好きだからってこともあったけど、このトークショー見たさにこの講座に参加したというのが本音です。(^^ゞ

 今はなくなってしまった路線の思い出や、荒川線沿線の懐かしい話をたくさん聞けました。
 お化け煙突とか、三業地が昔栄えていた話とか、ちょっとした歴史のお勉強って感じです。
 スタルヒン(往年の野球選手)が路面電車との事故で死んだっていう話もウケてましたよ。今からは考えられないようなことが、昔はたくさんあったんですね。

 石立鉄也主演の「水漏れこうすけ」で線路の上を歩いている映像があるんですって。これ以外にも、昔のドラマがかなりDVD化されているので、その中で都電の姿を見ることができるんだよ。って泉さんが話してたんですけど、そういう視点で昔のドラマを見るってのも面白いカモね?

 荒川線の早稲田から三ノ輪までの約1時間、とっても楽しいトークショーでした。荒川線沿線にはバラがたくさん植えられていることも話題に上がりました。見頃は5月なんだそうですけど、この時期でもけっこう咲いているんですね。

 ところで、荒川線の貸切料金っていくらだと思います?これが安いんですよ。たったの 13,820円!ですよ。これでビックリしちゃいけません。子供の団体だったら 7,680円!子供会の催し物なんかにオススメですよ。結婚披露宴に使った人もいるそうです。詳しくは こちら を見てね。

 トークショーの後は、三ノ輪の町をしばし散策しました。まず行ってみたのは三ノ輪橋商店街の入口です。ここにある梅澤写真館と果物屋さんは40年前と全く変わらないんですって。詳しくは 東京人 8月号 P43を見てくださいね。
 今回の特集は「昭和40年代街角写真帖」です。浅田さんと町田さんの文章も載ってます。

 散策はまるで大人の社会科見学 (^^ゞ みたいでした。そういえば、泉さんの本で「たのしい社会科旅行」なんてのもありましたね。
 町田さんは「銭湯の謎」など、昭和の庶民の歴史を調べて面白い本をたくさん出してます。
 この2人で出している「ホーローの旅」も面白いですよ。

 ツアーの最期は質問コーナー、そしてお2人と記念写真を撮ったり、サインをもらったり、とっても楽しい催し物でした。またどっかで、こういう企画がないかな。

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『なぞ食探偵』 泉麻人

なぞ食探偵
なぞ食探偵
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.22
泉 麻人
中央公論新社 (2005.1)

 細かいことにとても気が付く泉さんが、その好奇心を結集して不思議な食べ物を食べに行くという企画で、毎週1回連載していたコラムが 77件。それに4件を書き下ろしで追加して、計81もの「なぞ食」が紹介されています。

 基本的にはB級グルメなんですけど、どれもこれも魅力的で「これ食べたい!」と思うものがどんどん登場してきます。

 名前だけでも魅力的なのが、西郷丼(上野)(~o~)、天サンド(蔵前)、肉吸(千日前)、チョコとん(早稲田)、バナナカレーうどん(六本木)、などなど。

 毎週ともなると、ネタ切れが心配の種ですよね。泉さんも最初の頃は自分で探しまくったみたいだけど、途中からは読者の人からの投書で仕入れたネタもたくさんあるようです。そのせいか、最初の頃は都内が多かったのに、段々地方取材が増えています。(^_^)v

 そこまでして集めた「なぞ食」は、いずれ劣らぬ面白いエピソードがあって、それも含めて味わい深いなぁと思えてきます。前から食べたいと思っていた「ミルクワンタン」食べに行こうっかな!

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『青春の東京地図』 泉麻人

青春の東京地図
青春の東京地図
posted with amazlet on 05.06.06
泉 麻人
晶文社

 「住宅地図」というものを初めて手にしたのは10年ほど前のことだ。地図の専門店のコーナーで、手にとってめくってみると、屋号や家屋の表示はもちろん、畑地や森林、水路の形状などがかなり詳細に描かれていて、これはやはりなかなか面白い。(本文より抜粋)

 泉さん、ついに住宅地図に手を出しちゃいましたよ。あれはハマルんですよ。知っていると思っていた場所の地図を広げてみると、アレ?ってところがあったり、地図では畑になっているところが、実際にはビルが建っていたり、なかなか面白いものなんです。

 この本には、昔懐かしい手書きのマップがいくつも載っています。アンアンとかポパイとかの街特集でよくありましたよね。「原宿一人歩きマップ」とか「軽井沢攻略マップ」みたいな地図を片手に、知らない街へ行ってみたことありませんか?

 今でも観光地ではこういうマップを用意しているところが多いですよね。わたしは旅先でこういう地図を片手にブラブラ歩きするのが大好きなので、いろんな地図を持ってます。正確な地図よりも、イメージ優先のこういう地図の方が分かりやすかったりするんですよね。

 地図って、見てるだけでも楽しいですよね。あっ、こんなところに神社がある!とか、この道ずいぶん曲がってるんだななんて発見をしたり。行き止まりがあったり、踏切があったり、実際に行かなくても旅ができちゃったりします。

 今の地図だけじゃなく、昔の地図を見るのもいいものです。50年前、100年前の地図を見ると、まったく違う場所のようでビックリしちゃいます。地図1枚で時間旅行ができちゃうんですね。こういう旅も楽しいモンです。

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『新 地下鉄の友 上り』 泉麻人

新地下鉄の友 上り
泉 麻人
産経新聞ニュースサービス (1997.2)

 泉さんの乗り物好きって、いつものこととはいえ笑っちゃうくらいマニアックですよね。どうしてそういうことに気が付くの?ってこともたくさんあるし。スキあらば、先頭車両に乗って運転手さんを見たいなぁって、頭の中には小学生みたいな好奇心が一杯つまってるんですね、きっと。

 長距離列車だったら、お弁当にお茶、冷凍ミカンなんかが楽しみだし。通勤列車でも地上を走っている電車だったら景色を眺めるのがけっこう楽しいですよね。景色が見えないから地下鉄は嫌いっていう人もいるけれど、それなりに楽しみがあるんですよね。

 東京の地下鉄はとにかく乗り換えが難しい!って有名ですが、それは本当です。新しい線がどんどん増えるし、オマケに殆どの線が私鉄やJRに乗り入れているし、乗換駅なのに駅の名前が違っていたり、逆に同じ名前でも駅同士が遠かったり!

 いつも使うルートは得意でも、1つ先の駅になったらもう分からないってことよくあるでしょ。怖じ気づいて知らない駅なんか使わないって人もいるけれど、知らないからこそ行ってみようって方が楽しいと思わない?もし迷っちゃっても、それも楽しい思い出になるじゃない。

 地下鉄の構内って、最近随分変わってきましたよね。飲食店やいろんなお店ができたり、休憩コーナーが出来たり。これからもどんどん新しい施設が出来ていくんでしょうね。これもまた地下鉄の楽しみになるのかな?

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