『越境者 松田勇作』 松田美智子
どんな場にいても、アンテナを張っていなければ駄目だ。(本文より)
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カリアッバ師は諭すようにいった。「むつかしいことは後でゆっくり考えろ。考えなくても、事実がそれをお前に教えてくれる。」
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2006年1月に下関駅が放火で焼失した事件を覚えていますか?そして、犯人が駅に火をつけた動機は、「刑務所へ戻りたかった」ということをどう思いますか?
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書評/ルポルタージュ
この本を書かれたカズエさんの人生は、「真実は小説より奇なり」そのものでした。
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わたしが大好きな中華屋さん「万豚記」を含む際コーポレーションの社長さんが書いたこの本、かなり「普通じゃない」話です。
今でこそ数百軒の中華料理店を束ねてらっしゃいますけど、最初は飲食店に関してはズブの素人!ちょうどいい物件が見つかったから店を始めようかというノリは余りにも大胆!ある意味ムチャクチャです。
本場から来た料理人だからといって、必ずしも優秀な人材とは限らない。もう一つな料理人を鍛え直して、旨い料理を作らせるのが自分の仕事だと言い切る社長さんはエライす!
自分は料理を作れないけれど、だからといって料理に口を出しちゃいけないという法はない。美味しいものを食べたことなら誰にも負けない。外に出たことがない料理人より、よっぽど料理にはウルサイんだ!どんな料理人を相手にしても負けません。
「横浜の中華街みたいな味を出そうとは思っていない。」「いかにも日本人向けの中華はいやだ。」「普通の家庭で食べる味を出したい。」どれも、これまでの中華料理の常識を覆す主張です。
こういう主張を持った経営者だからこそ、面白い店舗を次々と作り出せたのでしょうね。さて、次はどんなことをやってくるのでしょうか?
772冊目
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昨年の HAPPY NEWS もステキなニュースばかりでしたが、2006年版も明るくて楽しいニュースが一杯です!
財政が破綻してしまった夕張市の総合病院へ働くことを決意したお医者さんの話。ツバメの巣が落ちてしまったので、土鍋に藁などを敷いて助けたヒナを入れて保護した話。養護学校の子供たちを乗せて飛行機で学校の上空を飛んだという話。95歳で現役の助産婦さんの話。どれもこれも「あったかいニュース」です。
新聞でもTVでも、ニュースといえば暗いものばかり。犯罪はどんどん凶悪化し、殺伐とした事件ばかりが目立つし、汚職はなくなるどころが益々増えているし、ロクでもないことばっかり起きているような気分になってしまいます。
でも、世の中にはいいニュースが沢山あるんです!だって、ほとんどの人たちはいい人なんだし、みんなで明るく楽しく生きていきたいと思っているんですもの。
自分の身の回りにある「ちょっといい話」ってのを、みんなで語り合えたら、きっとみんなハッピーになれますよね。
HAPPY NEWS 2007 を現在募集中です。自分が HAPPY になった記事に感想を付けて応募してください。大賞を取ると、30万円相当の商品ですって!
くわしくは → こちら へ
763冊目
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森林の減少、ダイオキシン、温暖化による水位上昇、環境問題としてわたしたちが気にしていることはたくさんあるけれど、それが実際には問題じゃないと言われたらどうしますか?
「ゴミは分別して出しましょう」というのは今や常識だけど、「燃焼効率から考えると分別しない方がいい」とか、「ダイオキシンは毒じゃない」とか、わたしたちが環境のために良いと思ってやってることが、実は大いなる勘違いであるという事例がこの本の中で次々に登場してきます。
CO2削減のためには森林を増やさなければならない → そのためには紙を無駄にしないように → 古紙は回収しリサイクル
という流れを、わたしは今まで疑ってみたことはありませんでした。でも、この公式が間違っているとこの本では言っています。「樹木=紙の原材料」 とは限らないのです。そういう考え方に、これまで何故気付かなかったんだろう?
そしてもう一つ、「地球温暖化で北極の氷が溶けて海の水位が上がる」というのも「×」
これも冷静に考えれば、氷の体積は水の約1.1倍。流氷だったら、水に沈んでいる部分が1で、水上に見えているのが0.1だから、これが溶けたとしても水位は変わらないのは、当たり前だよなぁ。誰だよ、こういうことを言い出したのは!
かなり大げさに書いてある点もあるので、100%なるほどというわけではありませんが、視点を変えてみると意外な発見があるという意味では、良い本だと思いました。そして、環境問題だからといって、やみくもに何かを信じてしまうことの怖さを感じる本でした。
誰かが言い出した「これは悪い」、「これは良い」という声をただ鵜呑みにするのではなく、「本当かな?」「それだけかな?」「どうしてこの時期にこれが?」というようなことを常に考えていなければいけないなと、改めて考えさせられてしまいました。
762冊目
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サヴァン症候群は、自閉症者の10人に1人、脳損傷患者あるいは知的障害者の2000人に1人の割合で見られるという。また、サヴァン症候群のうち半数は自閉症者で、残りの半数にも他の発達障害があるともいう。つまり、サヴァン症候群とは、非凡な才能と脳の発達障害を合わせ持つ人々のことをいうのである。~ 中略 ~ サヴァン症候群の人たちが得意とすることの多い音楽、美術、数学などは、右脳の働きがものをいう領域である。一方、かれらの多くは左脳に障害を持つ。この障害を補うべく脳が発達した結果、右脳の眠れる力が目を覚ますのだという仮説が今のところ有力らしい。(解説より)
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この本の著者、奥山さんがかつて在籍していたピニンファリーナは、デザインの会社です。トリノオリンピックの時の聖火のトーチのデザインもしてました。でも基本的には自動車のデザインが多く、フェラーリのデザインをしていることで有名です。
イタリアのデザインは優れていると言われることが多いです。それはイタリア人のセンスがいいからとか、歴史があるからって思われてますけど、どうもそれだけじゃなさそうです。
自分がない人たちは、こだわりがありません。自分の好きなもの、自分の哲学に合うものを知っている人達は、選択肢の中からこだわりを持ってそれを選び、こだわりを持ってそれを完成させようとします。「信じるもの」に死がたって仕事をしている人と、それがない人とでは、勝負は始めから見えています。(本文より)
自分はこれが好きだ!自分はこれをやりたい!という気持こそが素晴らしい作品の源なんです。今の日本に不足しているのは、、間違いなくこれです。
自分に自信を持つこと、自分に素直になること、自分を信じること。わたしも頑張らなくっちゃ!!
724冊目
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インテリジェンス(情報)は、国家の命運を担う政治指導者が舵を定めるための羅針盤である(本文より抜粋)
情報活動というのは、わたしたちの日常生活からは見えないところで行われているけれど、これがキチンと出来ているかどうかで国家の安全や評価が左右される。では、我が国のインテリジェンスはどうなっているのでしょう?
この本の著者のお2人は、これまでの日本外交のインテリジェンス活動はまぁまぁだとおっしゃってますけど、実際の所はどうなんでしょうか?
この本を読んでみて感じたのは、色々な情報を分析して判断をするというのは当前ですが、それ以前の問題もかなりあるんだなぁということです。
現在、サウジアラビア王国がある領域は、もともとハッシム家が支配していましたが、途中からサウード家が入ってきて支配するようになりました。サウード家というのは、イスラムの三大聖地のうち、エルサレムを除くメッカとメディなの二ヶ所を守る立場にあります。ところが、そこにアメリカ軍が駐留している。しかし、そこには経典に依拠した理由があります。コーランに従えば、傭兵としてキリスト教徒とユダヤ教とは使うことが出来るんです。
こういうことって「情報」じゃなくて「知識」ですよね。きちんと勉強したり、詳しい人に教わったりすれば分かることです。日本は基本的には仏教国ですから、この地域に自衛隊を派遣することはマズイんじゃないかと考えることは必要だったはずです。
イラク戦争の時に、「サダム・フセインとアルカイダはつながっている」という理論でアメリカは日本に協力を要請してきました。でも現在は「アルカイダとイラクは関係ない」とCIAもブッシュ政権も認めてしまっています。
協力を依頼された時点で、アメリカの言い分が本当かどうか判断できていなかったということだし、事実関係が逆転してしまった今、アメリカに「あれは間違いだったじゃないか」と突っ込むワケでもなし、こんな判断しかできない日本政府ってなんだかなぁ?
数年前にかなり話題になった旧カウナス領事館領事代理だった杉原千畝の「命のビザ」というのを覚えていますか。その杉原千畝の名誉回復運動にも、インテリジェンス活動の匂いがするのだそうです。ということは、インテリジェンスとは何であるかを分かっている人もいるのだと、ホッとするけれど、でもそんな人が他に何人いるのだろう?と考えてしまいます。
国家単位であっても、個人単位であっても、インテリジェンスというのは実に重要なものです。ある事項に対してどれだけの知識があるのか?どれだけの情報を持っているのか?どれだけの人脈を持っているのか?ただ頑張ればいいなんて思っていたら、何もできないってことを感じるのです。
716冊目
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子供の頃、毎週水曜9時には久世さんのドラマを見ていました。とにかく「時間ですよ」は強烈でしたね。健ちゃんの「おかみさ~ん、時間ですよ!」で始まるこのドラマ、どんなストーリーだったのかはちっとも覚えていないけど、ギャグはやたらと覚えている。その中でも一番馬鹿馬鹿しくて好きだったのが「困ったときにはウルトラマンを呼ぼう!」だったなぁ!
寺内貫太郎一家の売り物は貫太郎父さんと、長男周平クンの大喧嘩!茶の間で2人が喧嘩を始めると、家族はそれを止めもせずに卓袱台を避難させる所が面白かったなぁ。
「時間ですよ 昭和元年」に何故かギターを抱えたムッシュが登場してたし。(#^.^#) 向田邦子さんの脚本も良かったけれど、ドラマのストーリーがあるのか無いのか分からないようなバカバカしさがたまらなく面白かったんです!
「時間ですよ」の赤い風船、「ムー一族」の林檎殺人事件、「時間ですよ 昭和元年」の昭和枯れすすきなど、ヒット曲も沢山ありました。ああいうパワーのある番組を次々と生み出していた久世さんって、とにかく面白いことが大好きな方だったんですね。何年経っても忘れられない作品を作り続けた久世さんに、もうちょっと長生きして欲しかったなぁと思うのです。
696冊目
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できない理由に耳を貸すな(本文より)
できない理由を延々と話し続ける人がいます。どうしてそんなに話たいんだろう?それだけ考えられるなら、できる方法を考えたほうがいいのにねぇ。そんな話をいくら聞いたってイライラするばっかりなんだから、聞かなきゃいいのに、ついつい相手をしちゃうんですよね。
何故そういうムダな言い訳を聞いてしまうんでしょう?相手の事を思っているから?それとも自分も同じように言い訳をするから?言う方にも、聞く方にも甘えの気持ちがあるからかなぁ?いずれにしても、ムダな時間であることは確かです。
「できない」を「できるかも」と言い換えよ
パッと考えて「できそうにない」ことだと、たいていの人は「できない」と言います。でもジョブズは、いつでも「できるかも」と考えています。全部はできなくても部分的にはできるとか、時間がもう少しあればできるとか、自分にはできなくても別の人ならできるとか、何らかの打開策があるはずです。
なのに、「自分にはできない」と言うのが趣味のような人がいます。その言葉はどこから出てくるのでしょうか?「だってムリなんだから!」と本人は言うけれど、傍から見ると「できるよ、どうしてそんなに自分の事を過小評価するの?」ということって良くあります。
やってみる前から諦めてしまうことって、とってもモッタイナイことなんだけど、何故かそういうモッタイナイ事ばかりしてしまう人って本当に多いんです。(^_^;)
まずは「できるかも」と考えてみることからですね!
673冊目
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風に吹かれて豆腐屋ジョニー
実録男前豆腐店ストーリー
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書評データ

うまい豆腐ならいっぱい食うはず。もし残ったら、次の日に味噌汁に入れりゃあいいじゃん (本文より抜粋)
普通の豆腐の値段は安くなる一方なのに、男前豆腐だけは違うことを考えていたんです。人と同じ事をやってたんじゃ、安売り競争で消耗戦に入るだけ。他所よりウマい豆腐を作るしか生きる道はないと考えた社長さん、アンタはエライ!
一部の高級メーカーを除いて、濃い豆乳を使って美味しい豆腐を作るという、よく考えれば当たり前のことを、これまで誰もやってこなかったんですよね。「そんなもの売れるのか?」と言われながらも、自分を信じてどんどん斬新な商品を出してきました。
本物の男前は あなたを裏切ったりしない
誰かの後を付いていくのでもなく、会議で全員が納得するようなものを造るのでもなく、唯我独尊、どこにも無いから面白いじゃないか!という新作を作り続けて行って下さいね!その気合こそが男前だよ!
この本を読んでいたらお豆腐を食べたくなって、買っちゃいましたよ「湯豆腐野郎」。今晩はポン酢でいただきました。やっぱりおいしいねぇ!
654冊目
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まずはやってみる
わたしが初めてリチャード・ブランソンの名前を知った時、彼はヴァージン・レコードの社長でした。マイク・オールドフィールドのチューブラー・ベルズが大ヒットしていた頃のことです。何年か後、彼はヴァージン航空を始めていました。きっとステキな航空会社だろうと思い、ロンドンへ行く時に乗ってみました。本当にステキでした!
更にその後、バージン・トレインも始めました。この次にイギリスへ行ったら是非乗ってみたいと思っています。そして、ついに宇宙旅行の会社まで始めてしまいました。リチャード・ブランソンは、「これだ!」と思った事業はドンドンやってしまうのです。
「とにかくやってみる」という行動力こそが、良くも悪くも彼の特徴です。思い切りがいいから、いろんなことをスピーディーに始めることができるんですね。考えるということは大事ではあるけれど、考えすぎてどうにもならなくなってしまったら、それは本末転倒です。決断した時には「時すでに遅し」というのも悲しいし。
今やっていることは、楽しいか?
「仕事だもの楽しいワケないじゃない」という人が多いけど、それって本当かなぁ?自分のアイデアがうまくいったり、答えがスムーズに出たり、仕事の中にも楽しみってあるハズだけどなぁ。それに、楽しくなかったら続かないしね。
仕事は楽しくないし、家に帰ってからTVを見るくらいしか楽しみがないなんて生活をしていたら、それはとてつもなく「つまらない生活」だと思うなぁ。楽しくないということに慣れてしまうのは、とても危険だと思う。
いつだったか、友達と「日曜日の夜について」こんな話をしたことがある。
「家のダンナがねぇ、明日は仕事だから日曜の夜は早く帰ろうって言うのよ。日曜日なんだから、夜遅くまで遊んでいたっていいじゃないってわたしは思うんだけど、明日の仕事に差し障るって言われちゃうのよねぇ!」
それって、どちらを中心に考えているかの差だと思うなぁ。休みの日は目いっぱい遊ぼう!と思うのか、月曜からの仕事に影響を与えないようにしようと思うのか。こういう時って、自分にとって何が大事なのか?を考えるいいチャンスだと思うの。無意識のうちに決断していることを、よく考え直してみるって大事だと思う。
自分らしく、楽しく、と常日頃思っているのに、実際の自分の行動がそうではないとしたら、それは問題ですよね。自分はどうしてそういう行動をしてしまっているのか?よ~く、考えないと!
自分の人生を楽しくするのも、つまらなくするのも、それは自分自身の決断にかかっているのだ!
643冊目
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この本を読んでまず感じたのは、自分はインドという国のことをほとんど知らないなぁということです。
ほとんどの日本人は、インドのことを「象とカレーとヨガの国」と思っているんじゃなかな?ターバンを巻いているのがインド人だと思っている人だって結構いるし。(^_^;) ターバンを巻いているのはシーク教徒の人だけなんだけどね。
インドにはマクドナルドも進出しているし、スタバのようなコーヒーチェーンはあるし、ショッピング・モールでお買い物を楽しんでるし、ミドルクラス以上では急激に西欧化が進んできているのだそうです。子供に対する教育も熱心だし。健康のためにダイエットしたり、ペットを飼ったり、これまでのインドでは考えられなかったようなライフスタイルが広がってきているんですね。
「インドと言えばヨガだよね」なんて思っちゃいますけど、実際には宗教的行者や僧侶のするものであって、一般の人達には縁のないものだったんだそうです。それが海外から逆輸入される形でブームとなっているというのは、なんだか不思議な気がします。
どんなに生活を西欧化しようと、やっぱり基本に民族としてのアイデンティティというものが存在しないとまずいなぁという気運も広まっているんですね。それが行き過ぎて怪しい新興宗教が出てきたり、カルト的な人物が登場したり、そういうところは日本もインドも一緒なんだなぁ!
この頃、インド人のIT技術者が増えてきたなぁと思っていたら、東京23区内に6000人もいるのだとか!我が家から地下鉄で3駅の所に インド国際学校 ができていました!
インドは遠い国なのか?近い国なのか?知れば知るほど面白い国なのは確かですね!
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新宿中村屋のインドカリーはとても有名ですが、これを中村屋が作ることになったきっかけを作ったラス・ビハリ・ボース氏のことは余り知られていません。実はこの方、戦前の日本ではかなり有名な方だったらしいのですが、わたしはこの本で始めてこの方のことを知りました。
ボース氏が生まれ育った頃のインドは、英国の植民地として虐げられた生活を強いられていました。当時の総督であった「ハーディング爆発未遂事件」の実行犯としてイギリスから指名手配されたボース氏は、日本へ逃げて来たのです。
そんな彼をかくまったのが、新宿中村屋の社長夫婦、相馬愛蔵と黒光です。警察からインド人革命家2人を救った「ボースとグプターの神隠し」は当時の日本で大きな話題となったのだそうです。
結局その後の30年余りを日本で過ごしたボース氏ですが、とても日本を愛してらしたんですね。でも、英国と同じように帝国主義を突き進む日本へ対して複雑な気持ちを持たれていたのでしょうね。
こんな歴史があったということを知ることができて良かったという思いと、日本ってどうしてこういう国なのかなぁ?という思いが湧いてきて、複雑な気持ちになってしまいました。
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僕はいつも彼女(ボール)のことを、それは大切に扱った。彼女を優しく扱わないと、彼女は言うことを聞いてくれない。彼女が逃げていってしまうと、僕は『さあここに戻っておいで』と彼女に叫ぶ。そして彼女を取り戻すんだ。 ~中略~ 彼女は火だ。扱いを間違えると、足の骨を折られてしまうことだってある。だから僕はいつも言うんだ。『さぁみんな、尊敬の念を持って』。この娘にはたっぷりの愛情をかけてやらないと。(本文より抜粋)
ロナウジーニョのプレイはいつも素晴らしい!そして、彼はいつも笑っている。試合の直前でも、試合中でも、彼はいつも楽しそうだ。この本から感じたは、「彼の人生はいつも喜びに満ちている」ということ。
お父さんがサッカー好きでで、お兄さんが元プロのサッカー選手、ロナウジーニョは小さな頃からボールさえあれば幸せな子だったそうだ。寝るときもボールを抱えたまま、誕生日のプレゼントはサッカーのスパイク。大好きなサッカーで世界の頂点を極めた彼は、自分のことを世界一幸せな男だと信じている。
ドイツのワールドカップはそんな彼にとっては不本意な大会だったろうけど、きっと次回にはもっと大きくなって帰ってくるはず。ロナウジーニョなら絶対にまた世界一になるとわたしは信じている。
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この本を読むまで、わたしはオシム氏のことを「ジェフ・ユナイテッド市原 千葉」の監督ということしか知りませんでした。この本を読み終わって、とても不思議な気持になりました。「どうして、こんなに素晴らしい人が日本にいるんだろう?」
イビツァ・オシムが生まれたのはユーゴスラビア(現在はボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボです。サラエボのチームでプロ選手としての生活をスタートし、12年間の現役生活の中で、一度もイエロー・カードを受けたことがないほどの、素晴らしい選手だったのだそうです。
日本との最初の縁は東京オリンピックで、日本代表との試合で2ゴールを上げています。
後にユーゴスラビア代表監督となり、90年のワールドカップ・イタリア大会ではベスト8になっています。(その時のメンバーにはピクシー[ドラガン・ストイコビッチ]もいました)
2003年にオシムはジェフ・ユナイテッド市原の監督に就任しました。その時に採用された通訳の間瀬さんの話がとても印象的です。間瀬さんは大学卒業後、海外の様々な国でサッカーをしていたのです。引退後、クロアチア語の通訳になろうと、ザグレブ大学の語学コースで勉強中に、この仕事の面接があり、合格したのです。
彼は最初のうちは「いい通訳」になろうと思っていたようです。でもオシムと行動を共にするうちに、自分もいつかは監督になりたいという夢が湧いてきたそうです。オシムは選手だけでなく、通訳の彼にも素晴らしい指導をしていたということなのですね。
オシムのサッカーは守りよりも攻撃です。技よりもスピードです。とにかく走って、走って、勝つサッカーです。現在の日本のサッカーに一番欠けているのがここじゃないかな?とわたしは思っています。技術でもパワーでもなく、スピードこそが日本サッカーの生きる道だと思うのですが、どうでしょうか?
ワールドカップに出場する23名の代表選手の発表の時、一番どよめきが大きかったのが「巻」の名前が呼ばれたときでした。そして彼の背番号は「11」に決まりました。エース・ナンバーです!
オシムが育てた巻が、ワールドカップ・ドイツ大会でどれだけ活躍してくれるのか、今からとても楽しみです。
Book Crossing BCID:627-3787197
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