『約束』 石田衣良
衣良さんが”あとがき”でも書いているように、今回は「泣ける」話ばかりです。
この短編集のそれぞれの主人公が胸の中にしまっている「心の痛み」って、決して特別なものではなく、だれしもが持ってるものなのです。そんなにつらいなら言っちゃえば良いのにって、他人のことなら簡単に割り切れることが、自分のこととなると、どうにもならない歯痒いモノなのです。
自分一人で耐えきれると思っていたのに、結局耐えられずにつぶれてしまい、やっと気が付くことも多いのですよね。「どうして、ここまで我慢したの?」と言われても、それが何とかできるようなモノだとは思っていなかったのだもの。限界を超えたところで、やっと真実に気が付くって、悲しいけどありがちなことよね。
心の痛みを癒してくれるのは、家族や友人、そして時間なのかな。
« ありがとうサイトラリーで賞品ゲット! | トップページ | 『大人のスピード思考法』 中谷彰宏 »
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『骨灰』 冲方丁 26-195-3954(2026.07.13)
- 『営繕かるかや怪異譚』 小野不由美 26-182-3941(2026.06.30)
- 『となりのヘルベチカ』 芦谷國一、山本政幸 26-177-3936(2026.06.25)
- 『きかせたがりやの魔女』 岡田淳 26-162-3921(2026.06.11)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 『約束』 石田衣良:
» 『約束』 石田 衣良・著 [図書館で読書]
約束
石田 衣良
もうずいぶん前に読んでいたのに、感想をUPするのを忘れていました。
細部は忘れているかもしれないですけど・・・・。
7作品の短篇集なのですが、最初と最後の作品でぼろ×?に泣いたのを覚えています。
「あ〜、人間っていいなぁ〜。いつかは [続きを読む]




Rokoさん、こんばんは☆
トラバ、ありがとうございます。
心の痛みって人それぞれですよね。
でも、いつかは立ち直れる時がくるし、自分を支えてくれる何かがみつかるはず。
そんなメッセージが詰まっている本だと思います。
大勢の人に衣良さんの想いが伝わることを願います。
投稿: りーふい | 2005年5月24日 (火) 00:40
りーふいさん☆コメント&TBありがとうございます。
衣良さんの文章って優しさがあふれてますよね。
みんな幸せになろうねって言われているような気持ちになってしまうんです。
投稿: Roko | 2005年5月24日 (火) 08:21