『日記の魔力』 表三郎
日常の生活の中で、私たちは多くの情報を脳にインプットしている。何もしていないように思っていても、実は大量の情報をインプットしているのだ。日記に「書く」という作業は、ある意味で、そうして取り込んだ情報をアウトプットすることにも繋がる。アウトプットするからこそ、脳は軽くなるのだ。多くの人はインプットしかしていない。入れるばかりでは、どうしても行き詰まってしまう。(本文より抜粋)
私たちは日々色々なことをして生きている。毎日悩んだり、笑ったりしてるのに、1ヶ月もたてばほとんど忘れてしまう。それどころじゃない、次の日にはもう忘れていることだらけなのよね。
著者がこの本で強く主張しているのは、そういう日常を日記に書き留めようということ。文章にしておけば1年後でも10年後でも読み返すことができるでしょ。すると、書いてあることだけでなく、それに関連した事まで思い出す事だってできちゃう。
日記というのは個人的なものだから、自分が興味を持った事ばかりを書くでしょ。半年とか1年たって日記を見直したとき、そこには書かれているのは自分の頭の中身なの。自分は何をしたいのか、何を好きなのかを第三者的に見ることができるんだな。後になってみれば、何であんなに悩んでいたんだろう?ってことだって沢山見つかるはずよね。
日記だから紙に書くとは限らないの。パソコンのワープロソフトで書いてもいいし、ブログで書くという手もあるしね。どのような手段を取るにしても、日記を書き続けることが大事なのよ。「今日食べたサンマがおいしかった。」とか「土手にコスモスが咲いていた。」というような、たった1行だけでもいいの。その積み重ねから、これまで知らなかった自分自身が見えてくるかもしれないでしょ。自分は何をしたらいいのか分からないと思う人は、ぜひ日記を書いてみて欲しいと思うなぁ。
わたしも、このブログを書き始めてから色んな発見があったの。文章にしてみると、漠然とした考えもまとまるし、自分はこんな事に興味があったんだって気付くこともあるの。それにブログだとコメントを書いてもらえるのが嬉しいし、トラックバックする相手の文章を読むのも楽しいしね。誰かが読んでくれるっていう張り合いがあると、自分一人で日記を書くより楽でいいなって思ってます。
みなさん、わたしのブログを読んでくれてどうもありがとう。
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こんにちは流嶺です。
この本を読んで、今年こそは、日記をつけ始めよう・・・と思ったのですが、思っただけで、始める事ができませんでした・・・。(笑)
旧暦のお正月が開けたらはじめてみようかなぁ。
投稿: 流嶺 | 2005年2月 1日 (火) 22:18
旧正月からってのもいいんじゃないですか?
「節分で豆を蒔きました」ってところから始めてもいいし。
日記用ブログを作るのもいいかも?
ちなみに、わたしは昨日から4行日記を付け始めました。
投稿: Roko | 2005年2月 1日 (火) 23:52