『本の愉しみ、書棚の悩み』 アン・ファディマン
Book cafe さんの書物棚で見つけた本です。古本が大好きな著者が、本にまつわる楽しみと悩みを語っています。この本を読むと、人ごとじゃないよと思う人が沢山いるでしょうね。
わたしが42歳の誕生日を迎えた朝、これからきみを秘密の場所へ連れて行く、とジョージが言った。(中略) 30分後にヘイスティングス・オン・ハドソンという町でおりた。いったいここに何があるのだろう?(中略)入口の上にかかった色あせた青い看板には、ブックストアと書かれている。なかへ入ると散らかったデスクといくつものかしいだ本棚、それに30万冊の古本があり、ほこりが舞っていた。7時間後、わたしたちは9キロ分の本を抱えて、リヴァーラン書店を出た。(本文より抜粋)
古本好きな人って、日本でもアメリカでも同じようなことをやってるんですね。気に入った本があったら、後先なしにどんどん買っていく。それにしても、1件の本屋に7時間もいられるなんて、よっぽどいい本屋だったんだろうな?そして、見つけた本は送ってもらったりしないで、担いで帰るあたりが古本マニアの本領発揮ってところよね。
こういう人が神田の古本祭りなんて見たら、泣いちゃうんじゃない?
そうそう、月末には 神保町の古本祭り があるから、行かなくっちゃ!古本はもちろんだけど、屋台のごはんも楽しみ!去年はキーマカレーを食べたんだけど、今年はタイカレーかな?
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古本祭り、なかなかいけないんだけど、今週末はイーグルスのコンサートで、東京ドームへ行くからその前に行ってみようかな。本もいいけど屋台のごはんにかなり惹かれます。
投稿: ゆみりんこ | 2004年10月18日 (月) 23:51
こんばんわ、おじゃまします。b_cです。まずは、トラックバックをありがとう(文字化けしちゃっているね。ザンネン)。
アメリカのバークレーに住んでいる友人が、おもしろい書店がたくさんあるから遊びにおいで、と言ってくれているんですが、なかなか遠くて。でもこの本を読んだら行きたくなりましたよ。アメリカの古書店の雰囲気はどんなだろうなんて。
ああ、でも今のわたしには、神田の古本祭りだって遠いわ(泪;
投稿: Book_cafe | 2004年10月19日 (火) 01:17
ゆみりんこ さんへ、
岩波書店の裏あたりにエスニックレストランの出店が何軒か出るので、このあたりがオススメよん。ヘ(^o^)/
Book cafe さんへ
おたくの書物棚は、わたしにとっては未知の世界の本が多いのでとっても参考になります。新しい本が紹介されるたびにチェックさせて頂いてます。(^^)v
JJおじさんの本にNYの古本屋さんの話が良く出てくるんですけど、基本的には日本の古本屋さんと同じで、お店のオーナーのカラーが強く出ていて、店中本だらけっていう感じがするんだけど、どうなんだろう?
私としては昔銀座にあった「イエナ」が汚くなったみたいな感じなのかなってイメージしてます。
投稿: Roko | 2004年10月19日 (火) 10:24