『書きながら考えるとうまくいく!』 マーク・リービー
あなたの最高の思考は最悪の思考の中に埋め込まれている。最高の思考を掘り起こすために信頼できるただひとつの方法は・・・沢山書くことだ。「量」を考えること、「文字の生成」を考えること、自分を文字と思考の工場だと考えよう。
何でもいいから思いついたことをドンドン書いていくと、予想もしなかった答えが出てくるんですって。紙にペンで書いてもいいし、パソコンで書いてもいい。とにかく色んな事を書くことによって、1人でやっているのに、まるで大勢でブレインストーミングしているような効果が現れるのだそうです。
明日会議があるとして、そこで出て来るであろう質問を書いて、それに答えてみたり、逆に自分がこう質問したら、相手はどう回答するのだろうと想像して書いていくと、これは立派なシミュレーションってことになるんですね。
ただ事実を書くだけ、例えば今日の自分の行動や考えたことを書いていくだけで、色んな事が見えてくるって、面白そうですね。著者が勧めているのは、自分だけしか見ないという状況で文章を書いていきなさいという方法。これだと不要な緊張をしなくて済むので、より正直に書けるってことなんです。
ブログっていうのは公開されている文章だけど、これもプライベート・ライティングの一種だと、わたしは思うんです。毎日何かしらを書き続けていくと、自分の好きなもの、得意なものがはっきりしてくるし、文章もだんだんとうまくなっていきますよね。コメントやTBをしてもらうことによって、アドバイスやアイデアももらえるしね。
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自分と未来は変えられる!のなるたろうです。このたびはTBをいただいたようなのですが、文字化けしてしまってまして・・・。残念!
本書ですが、ボクのお気に入りの一冊です。特にビビビっときたのが、【書くことで、自分の考えていることは勿論、考えていないことまでわかる】と紹介されていたところです。
なるほど!って思わせてくれる言葉に数多く出逢うことの出来る良書ですよね。
投稿: なるたろう | 2004年11月 3日 (水) 08:00
なるたろうさん、コメントありがとうございます。
TBが文字化けしちゃってスイマセン。同じようにTBしても、大丈夫な所と化ける所があるようで、これからはコメントを入れさせてもらいます。
「自分の考えていないことまで分かる」というのは、確かにありますね。自分自身でも気が付かなかったことが文字として現れるって、本当に不思議です。でも、そこに現れるって事は、自分の中にそういう要素があったっていう証拠なわけで、一番分からないのは自分だって、改めて気付いてしまうんですよね。
投稿: Roko | 2004年11月 3日 (水) 10:36