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『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎
東京創元社

 いやぁ、やられましたよ。これだけ見事に騙されると、妙にうれしくなっちゃいますね。

 伊坂さんの作品ってジグソーパズルみたいですよね。バラバラのパーツがいつの間にか1つの形を作っていくんですよね。この作品では、なるほど、そういう組み合わせ方があったか!って叫びそうになりました。(実際は、電車の中だったのでニヤニヤしただけだったけど)

 次はどんな手でわたしたちを騙してくれるんだろう?って楽しみにしてますよ。

 ところで、ドルジの悲しみはとても共感できる物で、その悲しみが大きな力を彼に与えたのだろうけど、彼にそこまでさせてしまった運命は悲しすぎると思うのです。

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日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

わたしも見事に騙されました!
でも最後のピースがぴたっとはまった時は、騙された分だけ爽快感が(笑)。
伊坂さんの作品って、そういう爽快感がありながらも、読み終わった後何だか切ないような、割り切れないような気持ちが残る気がします。そしてそこがまた好きなのです。

juneさん☆コメント&TBありがとうございます。
伊坂さんの文章って、人を食ったような言いまわしだったり、あの手この手で面白い表現をしてきますよね。
それに気を取られていると、見事に騙されちゃう!
どの作品にも、そういう仕掛けがあって、そこが楽しみなんですよね。

あおちゃん☆、トラキチさん☆、みかんさん☆TBありがとうございます。
伊坂さんの作品の中で、これって一番評判いいのかも?
もうすぐ出る新作も楽しみです!

やまをさん☆トラバありがとうございます。
ブータンの人って、ビックリするくらい日本人と似ているんですよね。
そういうところからこの本のトリックを考え出したんじゃないかなぁ?
ミステリとしても面白いけど、ドルジの生き方にも惹かれてしまいました。

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