『ああ正負の法則』 美輪明宏
この世はすべて「正負の法則」でできていると美輪さんはいいます。「陽と陰」「善と悪」「昼と夜」「男と女」、確かにどちらかだけって事はありえません。
お金をもうけることは「正」だとばかり思っていると、「負」の面が顔を出してきて、家族に不幸が起きたりするわけです。たとえば、下請けの会社をいじめてお金を稼いだ社長さんは、結局友達を無くしてしまうとか、2代目が無駄遣いをして会社を潰してしまうって事になるんですよね。
良いことがあれば悪いこともある、それが当たり前だけど、できれば悪いことは起こらない方がいいなぁって思いますよね。「負」の部分を自分から支払っていけばいいんですけど、それには「気付き」が必要なんですね。
「負の先払い」って、「自分以外のことに気が付く」ってことなんじゃないでしょうか?会社がお金が儲けたら、社長さんが独り占めするのではなく、「社員にちゃんと分配する」「お客様に感謝する」「社会に還元する」「奉仕活動をする」っていうようなことではないでしょうか?
家庭のなかでも同じです。お父さんとして考えるべき事は、お金を稼いでくる人だけが偉いんじゃなく、家事をやってくれる人も大事だし、子供がいることによってやる気が湧くんだって事ですよね。主婦をしているお母さんとして考えるべき事は、外で働くのは大変だって事、子供を育てているのではなく、自分は子供に育てられているってこと。お互いに両方の面を考えることができれば、理想的なんですけど。
この世はすべて「正と負」ってことを忘れずに生きていく事が、大事なんだなって思います。
« 『斎藤一人15歳からの成功哲学』 小俣治郎 | トップページ | 『大丈夫!うまくいくから』 浅見帆帆子 »
「心・脳・身体」カテゴリの記事
- 『人は、なぜ他人を許せないのか?』 中野信子(2022.06.15)
- 『努力不要論』 中野信子(2022.04.30)
- 『やわらかい頭の作り方』 細谷功 ヨシタケシンスケ(2022.01.29)
- 『生きるとは、自分の物語をつくること』 小川洋子 河合隼雄(2022.01.22)
- 『壊れた脳 生存する知』 山田規畝子(2022.01.08)
わしの場合、『正』(=幸運)を何となく浪費してしまってるから『負』(=不運)ばかりに気が付いてしまってるのかも知れませんね。
実は結構シアワセなのかも知れない。
自覚しなくちゃね。
投稿: usagi3 | 2004年12月23日 (木) 13:46
カゼひいて、熱がある間は何を食べてもおいしくなかったのに、直ったとたんに何を食べても最高にオイシーって感じることありますよね。そんな時に健康って、なんて幸せなんだろう!って思うのに、又しばらくすると忘れちゃう。
普通であることの幸せって、見逃してしまいがちなんじゃないかな?
こうやって、ブログを通してusagi3と知り合えたのも幸せ!
投稿: Roko | 2004年12月23日 (木) 18:56
はじめまして。winosさんの所で散々暴れているkazooと申します。ぺこり。
とにかく、一言お伝えしたくて。
「お誕生日おめでとうございます!」
投稿: kazoo | 2004年12月25日 (土) 19:21
kazooさん☆いらっしゃいませ。
そして、ありがとうございます。m(__)m
winosさんの所での勇姿には、いつも笑わせてもらってます。
今後ともよろしく!
投稿: Roko | 2004年12月25日 (土) 19:46
こんにちは。
Rokoさんは、ほとんど毎日投稿していて、すごいですねぇ。
ほんとうに、すごいなぁ。
私も美輪明宏さんの「人生ノート」をこの間読んだのですが、とてもよかったです。
Rokoさんが美輪さんの本を読んでいたので、ちょっと、うれしかったです。(笑)「自分以外のことに気がつく」
すごくそう思います。
自分だけを追い求めてしまうと、輪(和)ができなくて、思ったより前に進まないし、どんどん小さくなっていくような気がします。
ある本にも、お金は楽しい事や、よいことの目的を持って貯めて、そして、使わないと、入ってこないと載っていました。
正と負はきっても切れないもの。
そこをどう付き合っていくのかが、ポイントのような気がします。
桃の木
投稿: 桃の木 | 2004年12月27日 (月) 01:54
桃ノ木さん☆
桃ノ木さんも美輪さんを好きなんですか?うれしいな。
わたしが子供の頃、「ヨイトマケの唄」がはやってて(あの頃は丸山明宏さんでした)、不思議な人だなぁって思ってました。
美輪さんと改名された頃から、スゴイ人だなって思うようになりました。
このあいだ、TVで美輪さんの「ヨイトマケの唄」を聞いて、思わず泣いてしまいました。
そして最近は、スゴク怖くて、スゴク優しい人なんだと思っています。
投稿: Roko | 2004年12月27日 (月) 20:58